紋別市が３０年度予算案発表　新規に部活動支援員配置　家庭学習支援塾を開設

（市町村 2018-02-20付）

　【網走発】紋別市は十五日、三十年度予算案を発表した。一般会計は、前年度肉付補正後と比べ一・二％減の百八十四億九百一万円。教育費は三一・一％減の十一億四千二百四十四万円。総合研修センター整備や学校給食センター建設の完了などによって大幅な減額となった。新たに、中学生を対象とした家庭学習支援塾の開設など家庭学習支援に三百十二万円を計上。学力向上に向け、学習環境の整備などを図る。

　新規事業では、教職員の負担軽減に向け、部活動支援員とスクールサポートスタッフを配置。それぞれ百二十一万円と五百五十五万円を計上した。また、学校ＩＣＴ整備に百九十二万円を措置。渚滑小学校と渚滑中学校の二校にタブレット端末を三十三台導入し、ＩＣＴ教育に関する調査研究を行う。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽特別支援教育支援員配置＝二、九七四

▽スクールカウンセラー配置＝四三―中学校スクールカウンセラーを一人配置

▽学習サポーター配置＝一、八〇〇

▽子ども未来塾開催＝一〇〇―小学生対象講演会、中学生対象講演会、高校生対象キャリアプランセミナー

▽紋別高活性化＝一、九六〇―学力向上支援、部活動支援、生活支援

▽家庭学習支援（新規）＝三一二―夏休みパワーアップタイム開催、家庭学習支援塾開設

▽部活動支援員配置（新規）＝一二一―部活動支援員を三人配置

▽スクールサポートスタッフ配置（新規）＝五五五―スクールサポートスタッフを五人配置

▽学校図書館整備（新規）＝三八八―標準図書一、八〇〇冊購入

▽学校ＩＣＴ整備（新規）＝一九二―小規模特認校にタブレット端末三三台購入

▽小学校教育用コンピューター更新＝六八一

▽中学校教育用コンピューター更新＝四四二

▽小学校施設整備＝四、三五一―潮見小屋体棟煙突改修、南丘小校舎棟放送設備更新、上渚滑小トイレ改修、渚滑小屋根塗装改修、各小学校受電設備更新

▽中学校施設整備＝一、〇〇二―紋別中トイレ改修・視聴覚室カーテン更新、潮見中受電設備更新、渚滑中トイレ改修・受電設備更新

▽芸術文化振興＝一、〇〇〇―ホットランドオホーツク事業補助

▽音楽合宿誘致＝三〇〇―オホーツク紋別音楽セミナー開催事業補助

▽夏休み子ども水泳交流＝二四―健康プールステア送迎バス委託、路線バスチケット購入費補助

▽ブックスタート＝三六―読み聞かせ用絵本配布など

▽学校図書館巡回司書配置＝四六五―小・中学校巡回司書二人配置

▽学校図書館システム導入（新規）＝七五〇

(市町村 2018-02-20付)