１定市議会代表質問ダイジェスト（２月２７日）

（市町村 2018-03-01付）

◆ひきこもり支援へ居場所づくり　仮称「よりどころ」開設　社会参加に向けた活動支援

　一定市議会代表質問（二月二十七日）では、ひきこもり支援策について質疑が行われた。

　岸光右副市長は「ひきこもりの状態にある方やその家族にしっかりと寄り添った支援を行うことが必要」と述べ、ひきこもりに関する出張相談会・訪問支援を拡充するなど、ひきこもり地域支援センターの体制を強化していく方針を示した。

　また、「学び・交流機能」「相談窓口」の役割を併せもち、家庭以外の居場所となる仮称「よりどころ」を試行的に開設し、対象者の社会参加に向けた活動を支援していく方針を示した。

　小口智久議員（公明党）の質問に答えた。

◆市　障がい者の雇用について知的・精神障がいへの拡大を検討　人事委と調整し雇用機会確保

　障がい者の雇用機会の確保について質疑が行われた。

　市では、身体障がい者を対象として市の正規職員の採用試験を実施している。

　岸副市長は知的・精神障がい者の雇用機会の確保に関して「身体に障がいのある方と同様、重要な課題であると考えている」と述べ、身体障がい者を対象とした採用試験の受験対象を知的・精神障がい者まで拡大することを検討し、人事委員会などと調整を進めていく方針を示した。

　小口智久議員（公明党）の質問に答えた。

◆若手教員の資質向上　専門性高める研修の充実図る

　若手教員の資質向上について質疑が行われた。

　市教委では、本年度に「札幌市が求める教員像」を策定。「教育者として、強い使命感・倫理観と、子どもへの深い教育的愛情を、常にもち続けている教員」などを求める教員像として示している。

　長岡豊彦教育長は、教員の大量退職・大量採用によって急増している若手教員に対し「指導力の向上や、多様化・複雑化する学校課題の対応について研修を充実していくことは極めて重要」と強調。市が求める教員像を踏まえ「若手教員が教育者として求められる資質・能力を確実に身に付け、自信をもって教壇に立てるよう専門性等を高める研修の充実を図っていく」と述べた。

　小口智久議員（公明党）の質問に答えた。

(市町村 2018-03-01付)