１定札幌市議会予算特別委（３０年３月１９日）

（市町村 2018-03-27付）

　十九日の札幌市議会第一回定例会第二部予算特別委員会（スポーツ局）で、教育に関する質疑が行われた。

◆ウインタースポーツ塾　実施事業を拡充し夏季休業中も開講へ

　ウインタースポーツ塾について質疑が行われた。

　市では、本年度から小学一～六年生二百四十人にスキージャンプやクロスカントリースキー、フィギュアスケートなど六つの競技を体験させるウインタースポーツ塾を開催。子どもたちがウインタースポーツに取り組むきっかけを提供するほか、技術力向上と競技人口増加も目指した。

　手島久仁彦スポーツ部長は、二百四十人の定員に二千五百人の応募があったことから、新年度は冬季休業中のみならず、夏季休業中に施設を利用したウインタースポーツ塾の開催を検討していることを説明。「スピードスケートやアイスホッケーといった新たな種目の検討を進めるなど、事業拡充に努めていく」と述べた。

　中川賢一委員（自民党）の質問に答えた。

◆冬季パラリンピックの振興　指導者向け講習開き用具を日常的に貸与

　冬季パラリンピックの振興について質疑が行われた。

　市では、下肢障がいのある子どものスキー学習支援として、いすの下にスキー板を取り付けたチェアスキーを活用した取組を実施。インストラクターが後ろで支えながら指導に当たるもので、本年度は小学校四校、中学校一校の計五校で試行的に取り組んだ。

　手島久仁彦スポーツ部長は下肢障がいのある子どもの指導に当たる指導者が不足していることから関係機関と連携し、インストラクターや教職員を対象とした講習会を開くほか、スキー用具の確保に向け「市内のスキー場にチェアスキーを貸与することで、スキー学習はもちろんのこと、日常的な貸し出しにも活用してもらう。また、体験会を開催するなど、一層冬季パラリンピック競技の裾野の拡大に努める」と述べた。

　わたなべ泰行委員（公明党）の質問に答えた。

(市町村 2018-03-27付)