交通安全への意識高めて　新入学児童にクリアファイル　帯広建設業協会から寄贈受ける―帯広市教委

（市町村 2018-04-03付）

嶋﨑教育長（右）が村上委員長（左）からクリアファイル約１４００枚を受け取った

　【帯広発】帯広市教委は三月二十九日、帯広建設業協会（萩原一利会長）から新入学児童の交通安全意識向上のための連絡用クリアファイル約一千四百枚を受け取った。同協会交通安全委員会の村上誠委員長と塚田潔専務理事が市教委を訪問。受け取った嶋﨑隆則教育長は「おかげさまで子どもたちの交通事故の件数が減少傾向にある」と報告し、今後もクリアファイルを有効活用していくことを約束した。

　同協会では、昭和五十九年度から市教委へ交通安全用品の寄贈を続けており、ことしで三十四回目を数える。十四年度までは給食袋を寄贈していたが、「より活用しやすいものを」と考え、毎日子どもたちが使用する連絡用クリアファイルを寄贈するようになった。

　クリアファイルは、「交通安全」の言葉を平仮名で記すことで、新入学児童がきちんと理解できるように工夫。このほか、保護者や学校関係者からは「配布物を入れるのに最適」「丈夫で長持ちする」などと機能性を評価する声が寄せられている。

　今回、十勝管内全校の新入学児童に手渡すため、三千枚を作成。内訳は、帯広市内分が一千四百二十枚、そのほかの十八町村分が約一千六百枚となっている。

　この日の贈呈式で村上委員長は「子どもたちが持つことで、保護者の安全に対する意識も向上する」と説明。塚田専務理事は「建設業のＰＲを兼ねており、将来の担い手確保にもつながれば」と期待を寄せた。

　嶋﨑教育長は「おかげさまで子どもたちの交通事故の件数が減少傾向にある」と感謝の意を示した上で「今後もクリアファイルを有効活用させていただきたい」と述べた。

(市町村 2018-04-03付)