北海道千歳リハビリ大学入学式　次代担うセラピストに　２期生１１１人が晴れの門出

（学校 2018-04-12付）

将来の医療人を目指し決意を新たにした

　学校法人淳心学園（松木謙公理事長）が運営する北海道千歳リハビリテーション大学（森満学長）は七日、同大で入学式を挙行した。二期生百十一人の晴れの門出を多数の保護者、来賓とともに祝った。

　同大は、平成七年に開校し、二十二年にわたり優秀な理学療法士・作業療法士を社会に送り出してきた北海道千歳リハビリテーション学院が昨年四月に大学化を図ったもの。

　一千八百人以上に及ぶ優秀な卒業生を輩出した同学院の実績と信頼を礎に、健康増進と障害予防に対するリハビリテーションを学ぶカリキュラムを中心に据え、地域貢献を通じ、時代が求める医療人を育成している。

　入学式では、理学療法学専攻八十七人、作業療法学専攻二十四人、計百十一人の入学許可を宣言したあと、森学長が式辞。

　全国初の四年間を通じた障害予防リハビリテーション教育や、充実した卒後教育、全国十四大学・二病院の連携のもと、講義をインターネット動画で配信し、第一線の有名講師の講義が受けられる「WEB教育システム」などについて説明し、「本学は、他大学にはない、多くの特色をもった日本有数のセラピスト養成大学。学ぶということの素晴らしさを体験し、一生続く学びの基盤をつくってほしい」と求めた。

　続いて、飯塚雅美副理事長が祝辞。新入生に期待することとして「次代を担う医療人に育ってほしい」「地方の振興に力を注いでほしい」「様々な経験を通し、セラピストとしての知識・技術を学び、専門職として包容力のある医療人を目指してほしい」と述べ、「皆さんを全力で支援していく」との決意を述べた。

　来賓代表の山口幸太郎千歳市長の祝辞に続き、新入生を代表し、作業療法学専攻の鈴木千尋さんが宣誓。

　「専門知識や技能を身に付け、必要な人間性を養い、二十一世紀の医療を支えるセラピストになれるよう努力を続ける。初志貫徹の決意を忘れず日々精進することを誓う」と力強く述べた。

　最後に在学生を代表し、理学療法学専攻の横濱響君が「患者さんや社会に貢献できる医療人になれるよう一緒に頑張っていこう」と歓迎の言葉を述べた。

(学校 2018-04-12付)