十勝管内小中学校教頭会が総会　風土に根ざした教育充実　新会長は浦幌小・白井教頭

（関係団体 2018-04-19付）

新会長には白井教頭が就任した

　【帯広発】十勝管内小中学校教頭会は十三日、幕別町内の十勝教育研修センターで第五十五回総会を開いた。研究大会や方面教頭研修会などを盛り込んだ本年度の事業計画について審議。役員改選では、浦幌町立浦幌小学校の白井将之教頭を新会長に選出した。白井新会長は「十勝の子どもたちのためによりよい教育推進を図っていきたい」と意気込みを述べた。

　開会に当たり、髙充慶会長があいさつ。二十九年度の活動について「百人の教頭が互いに学校運営や教育課題などへの学びを深め合い、情報共有に努めるとともに、教頭としての職能を高め合いながら地に足をつけた学校運営に当たることを目指して組織的に事業を推進してきた」と振り返った。

　その上で「今後も、地域住民、保護者、子どもたちが求めるニーズに対応する新たな学校づくりに向けたカリキュラムマネジメントを進めていきたい」と述べた。

　来賓あいさつでは、十勝教育局の西村公弘次長が登壇。「複雑化・多様化した現代社会の課題解決に向け、新たな価値観や行動を生み出す力を子ども一人ひとりに身に付けさせていくことが求められている」とし、各学校において、知・徳・体のバランスの取れた育成に向け、教育課程の改善・充実に取り組むよう求めた。

　つぎに、二十九年度の活動や各部会務の報告を承認したあと、本年度の活動方針および各部事業計画を審議。前年度同様に「教頭としての自覚と責任をもち、十勝の風土に根ざした学校教育の充実と発展を図るため、創造的に活動する」を活動方針に掲げた。また、十一月二十二日に研究大会を開催することや、方面教頭研修会を十月をめどに開くことなどを確認した。

　役員改選では、新会長に浦幌小の白井教頭を選出。白井新会長は「新役員と連携・協働しながら十勝の子どもたちのためによりよい教育推進を図っていきたい」と抱負を述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝白井将之（浦幌町立浦幌小・新）

▽副会長＝吾妻昌三（上士幌町立上士幌中・新）、笠松真一郎（音更町立柳町小・新）、川原千暢（本別町立本別中央小・新）

▽事務局長＝長谷川充（幕別町立幕別小・新）

▽事務局次長＝長尾全雅（幕別町立途別小・新）

▽会計＝坂下亮宏（音更町立木野東小・新）

▽会計次長＝横山一仁（芽室町立芽室中・新）

▽監査＝阿部英一（更別村立更別小）、島村雅樹（本別町立本別中・新）、松井眞治（芽室町立芽室西中・新）

(関係団体 2018-04-19付)