札幌市中学校教頭会が総会・研修会　新会長に鈴木氏（東月寒中）　８月の全国大会へ準備促進

（関係団体 2018-04-18付）

新会長に就任した東月寒中の鈴木教頭

　札幌市中学校教頭会は十二日、ホテルライフォート札幌で三十年度総会・研修会を開いた。八月に札幌市で行われる全国大会に向けて準備を進めるほか、各専門部で研究を推進し、教頭の職能向上に努めるなど、三十年度の活動方針を決定。役員改選では新会長に東月寒中の鈴木克明教頭を選任した。

　冒頭、佐々木崇博会長があいさつ。同会の研究主題や八月の全国大会などにふれたほか、円滑な学校運営に向け「教頭は職員室の担任としてアンテナを高く張り、教職員の動向や変化をいち早くキャッチし、早期に対応することが重要」と述べた。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の長岡豊彦教育長と札幌市中学校長会の蛯名嘉津夫会長が登壇。長岡教育長は、人材育成や業務の効率化のほか、不祥事の防止に向けて教職員の意識を高めるための取組を求めた。

　蛯名会長は、多忙な中での業務の遂行に当たって、会のネットワークの重要性にふれ「健康に留意して力を尽くしてほしい」と呼びかけた。

　新会員の紹介に続く議事では、二十九年度事業などの報告を承認したほか、三十年度の活動方針や計画、役員体制などを決定した。

　活動方針では、「研修活動の一層の充実を図り、教頭の職能向上に努める」「関係諸機関・団体（道教頭会、市教委、校長会、市小教頭会など）との連携を密にし、本会の活動の充実に努める」など、五つの柱を確認。研究計画では、主題「豊かな人間性と創造性を育み未来を拓く学校教育」のもと、「子ども（保護者）の立場から学校教育の在り方を考える」「学習指導要領の理念に基づいた教育課程編成の研究を行う」「札幌市学校教育の重点を見据えた研究を行う」など、五つの視点から研究を進めていくこととした。

　研究計画については、定例会・研修会のほか、八月一～三日の第六十回全国公立学校教頭会研究大会兼第五十二回北海道公立学校教頭会研究大会札幌大会について確認。また、十一月五日に全日研修会、三十一年一月九日に新年講演会を開くこととした。

　役員改選では、新会長に東月寒中の鈴木教頭を選任。鈴木新会長は「教頭会が皆さんにとって有意義な情報交換と充実した研修の場となるよう、元気や活力が湧き、エネルギーを蓄える場となるよう、新役員とともに力を合わせて努力していきたい」と意気込みを述べた。

　道出向役員を除く本年度役員はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽会長＝鈴木克明（東月寒中・新）

▽副会長＝藤倉悟（美香保中・新）

▽事務局長＝藤王尚之（厚別北中・新）

▽事務局次長＝小川厚志（北野中・新）、祖根聖吾（伏見中・新）

▽会計経理＝金澤敦（稲積中・新）、下川宣弘（南が丘中・新）

(関係団体 2018-04-18付)