札幌市中学校体育連盟が総会　部活動の振興と充実へ　役員改選―宮森会長を再任

（関係団体 2018-04-17付）

３０年度の活動方針・活動計画を決定した

　札幌市中学校体育連盟は十一日、市内の道立総合体育センターで三十年度総会を開いた。「部活動の振興と充実」「各種大会の充実と競技力の向上」などを活動の重点として事業に取り組んでいくことを決定。役員改選では、会長に八条中学校の宮森正志校長を再任した。

　冒頭、宮森会長があいさつ。前年度、全日本中学校長会が実施した調査について、部活動における課題の上位二項目に「部活動指導における教員の負担」「部員数の減少や部の存続」が挙がったことや、部活動の学校生活における効果として「生徒間の好ましい人間関係の構築に資することができた」などの回答が多かったことを紹介した。

　その上で「あらためて部活動の果たす役割の大きさを実感するとともに、市中体連としても引き続き、課題解決に向けしっかりと取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

　また、市教委が昨年十一月に、生徒と教職員双方の負担を踏まえた部活動の活動基準に関する通知を発出したことなどにふれ、市中体連として「中学校体育の健全な普及・発展を図ることを目的とし、運動部活動の充実やスポーツを通じた人間性豊かな生徒の育成に向けた活動を、組織を挙げて精一杯推進していく」と話し、協力を呼びかけた。

　続いて、市教委児童生徒担当課の髙橋靖昌指導主事、札幌市中学校長会の蛯名嘉津夫会長、道中学校体育連盟の藤井勲一会長代行があいさつした。

　議事では、二十九年度の会務報告や各種表彰受賞者を報告したあと、三十年度の活動方針・活動計画などについて協議。活動の重点には「部活動の振興と充実」「各種大会の充実と競技力の向上」「研究・研修活動の充実」「全道大会の開催と全道・全国大会への参加」「関係機関との連携」の五点を示した。

　また、本年度は、七月二十六～二十八日に豊平区体育館で第三十九回道中学校ハンドボール大会、七月三十一日～八月二日に道立総合体育センターで第四十八回道中学校バレーボール大会、十二月二十二～二十四日に月寒体育館・星置スケート場で第四十九回道中学校アイスホッケー大会を開く。

　このほか、本年度から三年間、硬式テニスを引き続き準加盟の競技種目することを承認した。

　役員改選では、宮森会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼会長＝宮森正志（八条中校長）

▼副会長

▽中央地区＝中村邦彦（伏見中校長・新）

▽北区北部地区＝熊谷誠二（屯田中央中校長・新）

▽北区南部地区＝栁澤緑（北辰中校長・新）

▽東区北部地区＝小原善孝（栄南中校長・新）

▽東区南部地区＝鹿野内憲一（東栄中校長・新）

▽白石地区＝三分一晶（日章中校長・新）

▽厚別地区＝佐々木崇博（青葉中校長・新）

▽豊平地区＝宮森正志（八条中校長・兼任）

▽清田地区＝前田寿嗣（北野中校長・新）

▽南地区＝横道幸紀（真駒内中校長・新）

▽西地区＝相原健吾（西陵中校長・新）

▽手稲地区＝岩本正美（稲陵中校長・新）

▼監事＝荒川芳央（福移中校長・新）、石橋秀二（柏中教諭）

▼事務局長＝塚本慈彦（八条中教諭）

(関係団体 2018-04-17付)