後志小中学校長会が総会開く 新指導要領へ適切に対応 ミドルリーダー育成など推進(関係団体 2018-04-16付)
本年度の活動の重点などを決めた
【倶知安発】後志小中学校長会は十日、倶知安町内のホテル第一会館で第四十一回総会を開いた。「〝生きる力〟を育む〝社会に開かれた教育課程〟の編成・実施・評価・改善の推進」「教頭・主幹教諭・ミドルリーダーの育成を目指した研修等の充実」など四点を柱とする本年度活動の重点を決定。任期満了に伴う役員改選では、佐藤寛之会長を再任したほか、新副会長に仁木町立銀山中学校の中村寿樹校長を選出した。
開会に当たり、佐藤会長があいさつ。道教委の北海道アクション・プラン、小・中学校で本格実施となる道徳科のほか、外国語について後志では十九町村中十八町村で中学年三十五時間、高学年七十時間の取組が始まることなど、教育を取り巻く情勢にふれた上で、「今やらなければならないことをしっかりと固めておかなければならない」と強調した。
新学習指導要領への移行期間について「全面実施のつもりで動かなくては」としながら「中学校ではことし、昨年の小学校のように教育課程の改訂について、具体的なポイントが示されるはず。小学校ではすでに準備を始めているところもある。あとは、どのように職員に周知し、一緒に学校をつくるという意識を育てていくか」と述べた。
続いて、後志教育局の原光宏局長と後志町村教委協議会教育長部会の髙橋武志副部会長が来賓あいさつ。原局長は、出席者に期待することとして、社会で生きる力の育成といじめの防止への支援を挙げ、会員一丸となった管内教育の強力な推進を求めた。
髙橋副部会長は、学校経営方針やグランドデザインなどの公表を効果的に進め、家庭・地域と目指すべき教育の在り方を共有しながら、信頼で結ばれた学校づくりに取り組むよう要請した。
議事では、本年度運営方針および活動の重点、各部活動計画を決定。活動の重点には、①「生きる力」を育む「社会に開かれた教育課程」の編成・実施・評価・改善の推進②教頭・主幹教諭・ミドルリーダーの育成を目指した研修などの充実③教職員の法令順守、服務規律の厳正な保持に向けた管理職研修の推進④町村教委と校長会との連携強化―の四点を掲げた。
経営部は、後志地区教育経営研究会の開催、学校経営上の諸課題や管理運営上に関する法制資料の作成と研修会を実施する。
研修部は、各町村・各ブロックの組織的な継続研究、全道・全国大会提言に向けたプロジェクトチームによる活動を推進する。
対策部では、教育法規や学校経営に関する諸課題についての研修会を開催する。
情報部は、『会報後志』の年二回(八月・一月)発行などを計画している。
◆佐藤会長を再任
このあと、任期満了に伴う役員改選を行い、新役員を決定。佐藤会長を再任したほか、新副会長に仁木町立銀山中の中村校長を選出した。
新役員あいさつで、佐藤会長は「校長自身が汗をかいて動かないと、先生方もついてこない」と述べ、校長会として学校運営に役立つ情報を積極的に発信していく考えを示した。
新役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=佐藤寛之(共和町立北辰小)
▽副会長=梶野祐樹(倶知安町立倶知安小)、橋本直樹(留寿都村立留寿都中)、宮本元仁(古平町立古平中)、中村寿樹(仁木町立銀山中・新)
▽監査=島知章(倶知安町立北陽小・新)、廣澤信弘(蘭越町立蘭越中・新)
▽事務局長=齊藤信之(真狩村立真狩小)
▽事務局次長=三浦卓也(喜茂別町立喜茂別小)、籔智樹(岩内町立岩内第二中)
▽会計=渡邉均(仁木町立仁木小)
(関係団体 2018-04-16付)
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