札幌市立幼稚園・こども園長会総会　年１５回の研修会など決定　坂田会長を再任

（関係団体 2018-04-16付）

質の高い幼児教育の推進に向けて、３０年度活動方針などを確認した

　札幌市立幼稚園・こども園長会は十日、札幌市立中央幼稚園で三十年度総会を開いた。本年度の活動方針や活動の重点を決定。役員改選では、会長に白楊幼稚園の坂田恵子園長を再任した。

　三十年度活動方針では、ことし四月に全面実施となった新幼稚園教育要領を受け、全員参画のカリキュラム・マネジメントや保護者・地域とのつながりを大切にした開かれた教育課程の再編成の実施などを盛り込んだほか、研究実践園としての役割を再認識し、より質の高い幼児教育の推進のために尽力していくこととした。

　活動の重点については、①管理職としてのカリキュラム・マネジメントに関する研究②札幌市の幼児教育の今後の在り方に関する研修③時代の変化やニーズに対応する研究実践園の経営を目指す取組④関係諸機関、関係諸団体との連携―の四点とした。

　また、研修日程については、本年度、十五回の園長研修会を行うことを確認した。

　役員改選では、会長に白楊幼稚園の坂田園長を再任。新事務局長には、ひがしなえぼ幼稚園の山下幸子園長を選任した。

　本年度の活動の重点、役員はつぎのとおり。

【活動の重点】

▼管理職としてのカリキュラム・マネジメントに関する研究

▽新幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の趣旨を踏まえ、カリキュラム・マネジメントをどのように実践すべきかを追求する

▽自園のカリキュラム・マネジメントの実践を核として、区内の幼保小と連携するとともに市立園同士で協働し、要領の精神を具現化するモデルを周知する効果的な方法を探る

▼札幌市の幼児教育の今後の在り方に関する研修

▽幼児期の学校教育の機能と幼児教育センターの補完的機能を有する市立園（研究実践園）の今後の在り方と役割について、教育委員会と連携しながら考えていく

▽新規採用や働き方などの課題について改善や条件整備が図られるよう、教育委員会などに働きかける

▼時代の変化やニーズに対応する研究実践園の経営を目指す取組

▽法や制度などに基づく園務の遂行にかかる研修や情報共有に努める

▽教職員の資質および専門性の向上に資する現職研修を実施する

▽幼稚園経営にかかる喫緊の課題を迅速に解決し、改善を図るための研修を実施する

▼関係諸機関、関係諸団体との連携

▽道国公立幼稚園・こども園長会、道公立幼稚園・こども園教育研究会との連携

▽小学校長会をはじめとする教育関係団体や養成校との連携

【役員】＝敬称略＝

▽会長＝坂田恵子（白楊幼）

▽副会長＝瀬戸富美子（中央幼・新）

▽事務局長＝山下幸子（ひがしなえぼ幼・新）

▽事務局次長＝菅原由美（はまなす幼・新）

▽監査委員＝笹山雅司（もいわ幼・新）、松本美和（かっこう幼・新）

(関係団体 2018-04-16付)