石狩管内小中学校長会が総会　新会長に江別第一小・黒川氏　教頭育成など活動の柱に

（関係団体 2018-04-13付）

意気込みを語る黒川新会長

　石狩管内小中学校長会は十日、道庁別館で三十年度総会を開いた。本年度の活動方針や予算などを審議し、満場一致で決定。役員改選では、江別市立江別第一小学校の黒川淳司校長を新会長に選出した。

冒頭、池田元治副会長があいさつ。管内の教育情勢の諸課題を述べるとともに、校長会の活動の柱として、①研究・研修大会について積極的に参加する②教頭を育てる―の二点について説明した。

　①では「積極的に大会などに参加することによって、全国・全道の情勢が理解でき、校長としての資質や研修の向上に役立っている」。②については「管内教頭会の研修などに助言や補足を行い積極的に支援していく。この取組で教頭自身の職能の向上や職員全体の意識の向上が図られる」と校長会全体として取り組んでいくことを表明した。

来賓あいさつでは、江別市教委の月田健二教育長が登壇。教育長会として「今後も校長会の取組を頼りとしており、全面的に応援する」と期待を寄せた。

報告事項に移り、事務局が二十九年度一般業務経過ならびに各部業務、会計決算などを報告した。

続く議事では、三十年度活動方針、一般会計予算などについて審議。三十年度の活動方針として「信頼される学校経営のもと、管内教育の安定と充実・発展に努める」「職能向上を目指す研修活動の推進と教職員の資質向上に努める」「管内における教育諸課題を把握しその解決に努める」「教育諸条件の整備・充実と教職員の処遇改善や福利厚生の増進に努める」「組織の強化と実態に即した会務の推進に努める」「会員相互の交流活動の推進に努める」の六点とすることなどを決定した。

　役員改選では、新会長に黒川校長を選出。黒川新会長は「指導性を発揮する会となれるように、学習、連携し、しっかりと取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝黒川淳司（江別市立江別第一小・新）

▽副会長＝池田元治（千歳市立北陽小）、新田元紀（江別市立江別第一中・新）

▽監査委員＝難波雅弘（当別町立西当別小）、武田淳（千歳市立緑小・新）、山田浩人（石狩市立樽川中・新）

▽事務局長＝出村好孝（北広島市立東部中・新）

▽事務局次長＝鹿野秀一（恵庭市立恵庭中）、津谷昌樹（千歳市立富丘中・新）

(関係団体 2018-04-13付)