札教研が中学道徳研究部準備委員会立ち上げ　教科化前に授業の質向上　５月上旬に初会合

（関係団体 2018-04-27付）

　札幌市教育研究推進事業（＝札教研）では、本年度新たに中学校道徳研究部準備委員会を立ち上げる。初会合は五月上旬を予定。三十一年度に中学校で教科化される「特別の教科　道徳」の授業の質を高めるため、研究部の運営面などについて協議を行っていく。

　市では、昭和二十五年に教育活動の充実を図るために札幌市教育研究協議会を発足。十九年から、同会の活動を札教研として引き継いでいる。

　これまで「分かる・できる・楽しい授業」の実現に向け、教職員の日常実践の工夫改善を図る取組を積み上げてきた。本年度は市内の市立小・中学校での校内研究を基盤とした二十五の研究部が活動している。

　札教研では、三十一年度に中学校で「特別の教科　道徳」が全面実施となることから、中学校道徳研究部準備委員会を設立することとした。

　道徳について、これまでは小・中学校合同の道徳研究部で、授業の充実に向けて研究活動を実施。運営は小学校の教職員を中心に行ってきた。

　このため、準備委員会では中学校道徳研究部における運営面や、授業の質を高める方法について協議を行う見通し。初会合は五月上旬を予定しており、一年間のスケジュールなどを確認することとしている。

　中学校道徳研究部は、来年二月に行われる札教研の運営委員会で設立が承認されれば、三十一年度から活動を行う予定だ。

(関係団体 2018-04-27付)