道中が第２回理事研修会開く　教育の目指す方向を共有　道文教施策等要望の内容確認

（関係団体 2018-05-07付）

８月の文教施策懇談会についても方針を協議した

道中学校長会（橋本直樹会長）は四月二十八日、ホテルライフォート札幌で三十年度第二回理事研修会を開いた。八日に道小学校長会、道公立学校教頭会とともに道教委に提出する北海道文教施策・予算策定に関する要望書、八月に行う文教施策懇談会など、今後の方針を協議。北海道の教育の施策、目指す方向について意見を共有した。

　開会に当たり、橋本会長があいさつ。新学習指導要領の趣旨を全職員で共有して学校づくりを進めていく必要性を挙げ、今後、道小学校長会、道公立学校教頭会とともに道教委に提出する道文教施策・予算策定に関する要望書など、今後の方針を説明した。

　第六十回研究大会十勝・帯広大会については「過去の大会の成果をつなげ、これまでの各地区・各学校の教育実践をもとに積み上げてきた研究活動の成果を発揮し、校長としての識見や指導力の向上、学校経営の充実につながる大会にしなければならない」と強調。

　今後、校長会として取り組むべき教育課題として、学力・体力向上、いじめ防止などへの対応、教職員による不祥事の根絶、時間外勤務縮減などを挙げ「多くの課題を抱えているが、全道各地区の状況を的確、迅速に把握しながら、副会長、地区理事、各地区校長会の皆さんの意見などをしっかりと聞き、対処していきたい」と述べた。

　議事では、経営・研修・対策・情報の各部研修会、運営委員交流会の決定事項について報告。北海道文教施策・予算策定に関する要望書とともに、道小学校長会と連名で提出する提言書「本道教育の一層の充実に向けた教育条件の整備についての提言～“チーム北海道”として」の内容について確認した。

　また、八月の文教施策懇談会・各課懇談会、研究大会十勝・帯広大会などについて協議。このほか、高橋寿輔事務局長が当面する学校経営上の諸課題を伝えた。

(関係団体 2018-05-07付)