道小学校長会が総会・研修会　全連小函館大会に向け決意　総力結集し一丸で―本間会長

（関係団体 2018-05-16付）

本年度の役員体制を承認し、活動計画を決定した

　道小学校長会（本間達志会長）は十四日、ホテルライフォート札幌で第六十一回総会・研修会を開催した。第七十回全国連合小学校長会研究協議会北海道大会・第六十一回道小教育研究函館大会（十月四・五日）の開催など、本年度の活動計画を決定。あいさつに立った本間会長は「道小の総力を結集し、一丸となって全国の校長先生を迎えたい」と決意を示した。

　新役員の承認に続いて、本間会長があいさつ。新学習指導要領の実施に向けた移行準備、学校が抱える問題の複雑・多様化などを踏まえ、教育改革の推進や教育課題に立ち向かう校長の責務をあらためて強調。「時代の変革期を迎えている今だからこそ、これまで以上に道小の存在意義が問われている」と述べた。

　その上で、十月四・五日に開催される第七十回全国連合小学校長会研究協議会北海道大会・第六十一回道小教育研究函館大会の成功に向け、「道小の総力を結集し、一丸となって全国の校長先生を迎えたい」と決意。道小組織の活性化、道教委、教育関係諸団体などとの連携を図るとともに「“未来を見据え、チーム北海道として進む道小”として、北海道教育の充実に努めていく」と述べた。

　続いて、道教委の柴田達夫教育長、道ＰＴＡ連合会の青田基会長らが来賓あいさつ。柴田教育長は、社会で生きる力の育成を図るため、主体的・対話的で深い学びの実現、地域社会との連携や教育理念の共有の必要性を提示。子どもの自己肯定感を高める豊かな心の育成、学校いじめ防止基本方針の見直しなど、いじめをしない、させない学校づくりの推進を求めた。

　また、地域や家庭から信頼される学校、教職員の力を発揮できる環境づくりの必要性を指摘。不祥事防止の徹底に向けた指導を求め「様々な経験や実績を重ねてきた校長先生にこれまでの経験を礎として、リーダーシップを発揮してほしい」と述べた。

　続いて、道教委の岸小夜子学校教育局長が道教育推進計画の概要、北海道百五十年事業や「北海道みんなの日条例」について説明。「社会で生きる実践的な力の育成」など五点の重点項目を伝えた。

　議事では、第七十回全国連合小学校長会研究協議会北海道大会・第六十一回道小教育研究函館大会の開催など、本年度の活動計画を決定。「“チーム北海道”として、各地区校長会や関係機関などとの連携をより一層強化し、全道的な取組を通して課題解決に努め、もって道民の負託と信頼に応える学校経営を推進する」などの活動方針を掲げ、「愛情と信頼に基づく活力ある学校経営の推進」など九つの重点に基づき活動を進めることを決めた。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝本間達志（札幌市発寒西・新）

▽副会長＝佐藤寛之（共和町北辰・新）、紺野元樹（比布町中央・新）、片桐由博（函館市柏野・新）、高橋信（岩見沢市メープル・新）、森敏隆（釧路市釧路・新）、鈴木宏宣（札幌市東苗穂・新）

▽監査委員＝仲倉優（小樽市花園・新）、藪和幸（旭川市青雲・新）、中山秀悦（江差町南が丘・新）、渡辺一弘（苫小牧市沼ノ端・新）、沼田拓己（帯広市豐成・新）

▽事務局長＝大石幸志（札幌市豊平・新）

▽事務局次長＝松村聡（札幌市伏見）、梶野祐樹（倶知安町倶知安・新）

▽会計理事＝神谷敦（札幌市篠路・新）

(関係団体 2018-05-16付)