道特協渡島地区協会が総会　研修活動推進など重点に　幕田会長（木古内小校長）再任

（関係団体 2018-05-16付）

会員へ協力を要請する幕田会長

　【函館発】道特別支援学級設置学校長協会渡島地区協会は七日、北斗市農業振興センターで三十年度総会・研修会を開いた。本年度の活動方針や重点を決定。活動の重点に「研修活動の推進」「特別支援学級設置校の経営の充実」など四項目を設定した。役員改選では、会長に木古内町立木古内小学校の幕田真二校長を再任した。

　開会あいさつに立った幕田会長は「特別支援教育のさらなる強化と推進に向けて、校長のリーダーシップが重要。各校でしっかりと発揮してほしい」と呼びかけた。

　つぎに、渡島教育局の五十嵐晋局長が祝辞。ここ数年で特別支援教育の重要性が高まっているとした上で「一人ひとりに対応した教育の支援に向けて、事業の活用や校長が協力し、改善につなげてほしい」と、今後への期待を述べた。

　続いて、同局義務教育指導班の渡辺祐介指導主事が「特別支援教育における今日的課題について」と題し講話。本道における特別支援教育の現状や学習指導要領改訂のポイントなどを解説し、指導や接し方について助言した。

　総会では、はじめに、昨年度の業務経過、会計決算、監査の報告を一括で承認。引き続き、協議に移り、本年度の運営方針と活動の重点、会計予算を審議した。

　活動の重点には、①研修活動の推進②特別支援学級設置校の経営の充実③組織の強化④関係機関・団体との連携―の四点を設定。その上で、研修会・研究大会への積極的な参加や情報収集に努めていくことなどを申し合わせた。

　役員改選では、会長に木古内小の幕田校長を再任した。役員を代表して幕田会長があいさつ。十一月の全道大会での提言発表に向け、協力を要請。その上で「情報交流を深め、今後の大会などに向けて理解を深めてほしい」と述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝幕田真二（木古内町木古内小）

▽副会長＝長瀬雅一（長万部町長万部小）、加賀谷正明（北斗市島川小）

▽事務局長＝本多宏至（福島町吉岡小・新）

(関係団体 2018-05-16付)