網走地方租税教育推進協が設立総会　教室や各種作品募集で啓発　会長は小森網走税務署長

（関係団体 2018-05-16付）

租税教室の実施や各種作品募集への支援などを行っていくことを決定した

　【網走発】網走税務署管内（網走市、美幌町、津別町、斜里町、清里町、小清水町、大空町）の租税教育の充実に向け本年度発足した網走地方租税教育推進協議会は九日、網走セントラルホテルで設立総会を開いた。租税教室の開催や各種作品募集の支援などを盛り込んだ事業計画や会則などを決定し、それらに基づいて各種施策を推進していくことを確認した。会長には網走税務署の小森広美署長を選出。小森会長は、本年度の事業計画の確実な実施を目標に掲げ、構成員へ支援と協力を呼びかけた。

　協議会は、網走税務署管内七市町の教育および税務関係機関などが相互に協力し、児童生徒などに対する租税教育の推進を図るために、必要と認められる事項について協議し、その推進に寄与することを目的に、本年度発足したもの。幹事四人と構成員二十人の計二十四人で構成されている。

　総会では、会則を決定したあと、役員を選任。会長に小森署長、副会長にオホーツク総合振興局の藤田二局長を選出した。小森会長は、租税教育の重要性や国の動きを踏まえ「協議会が設立されたことは大変意義深く、果たす役割は大きいと考えている」と述べた。会長としては「本年度の事業計画を確実に実施していきたい」とし、構支援と協力を要請した。

　このあと、二十九年度の管内における租税教育の状況の報告を受けたあと、事業計画を審議。事業計画では、「租税教育推進関係省庁等協議会総会の合意確認事項を踏まえ、協議会の設立目的である“児童生徒等に対する租税教育の推進を図る”ための各種施策を推進していく」を基本方針とし、小学六年生用と中学三年生用の租税教育用資料を協議会名で管内の小・中学校などに配布するほか、租税教室の開催、税についての作文など各種作品募集の支援などを行っていくことを決定した。

(関係団体 2018-05-16付)