教師の直接相談可能に　ＮＯＮ―ＪＥＴ　ＡＬＴ契約方法変更　札幌市教委

（市町村 2019-04-05付）

　札幌市教委は、本年度からＮＯＮ―ＪＥＴ　ＡＬＴの契約方法を、これまでの業務請負契約から労働者派遣契約に変更する。契約の変更によって、授業づくりの相談や授業中の指示など、教師がＡＬＴと直接行うことが可能となる。児童生徒に対するよりきめ細やかな指導につなげる方針だ。

　30年度まで市教委では、ＡＬＴの確保に当たって業務請負契約を締結。契約上の規約関係から、学校は事前にＡＬＴを確保する業者に授業内容を伝えるなど、直接ＡＬＴとのやり取りができない状況だった。

　授業時にもＡＬＴに授業に関する指示ができないことから、本年度からＡＬＴの確保について労働者派遣契約に変更。授業の進度によって授業内容を直接相談するなど、児童生徒に対してよりきめ細やかな指導が可能となる。

　ＡＬＴの派遣については、㈱インタラック北日本札幌支店と契約。本年度から2年間の契約で、小学校と、一部の中学校にＡＬＴを派遣する。

　市教委では、10日にも市内ちえりあでＡＬＴの派遣に関する説明会を行う予定。

(市町村 2019-04-05付)