札幌市立幼・こども園長会が総会　新会長に瀬戸氏（中央幼）　活動の重点に園相互の交流等

（関係団体 2019-04-08付）

３１年度の活動計画などを決定した

　札幌市立幼稚園・こども園長会は4日、市立中央幼稚園で31年度総会を開いた。31年度の活動方針や活動の重点を決定。役員改選では、新会長に中央幼稚園の瀬戸富美子園長を選任した。

　31年度活動方針では、地域の良さを生かしたカリキュラム・マネジメントについて、小学校以降の接続を意識し、発達や学びの連続性を確保する上で欠かせないものと明記。研究実践園としての役割を再認識し、より質の高い幼児教育の推進のために尽力していくことも盛り込んだ。

　活動の重点については、①市立園相互の交流による研鑚を深め、協働しながら園経営の充実を図っていく研究②札幌市の幼児教育の今後の在り方に関する研修③時代の変化やニーズに対応する研究実践園の経営を目指す取組④関係諸機関、関係諸団体との連携―の4点とした。

　また、研修日程については31年度、15回の園長研修会を行うことを確認した。

　役員改選では、新会長に中央幼の瀬戸園長を選任した。

　31年度の活動の重点、役員はつぎのとおり。

【活動の重点】

▼市立園相互の交流による研鑚を深め、協働しながら園経営の充実を図っていく研究

▽社会に開かれた教育課程を保護者や地域の協力を得ながら実現するカリキュラム・マネジメントをどのように実践すべきか追究する

▽自園のカリキュラム・マネジメントの実践を核として、区内の幼保小と連携すると共に、市立園が相互に交流し研鑚を深めながら協働し、幼稚園教育要領の精神を具現化するモデルを周知する効果的な方法を探る

▼札幌市の幼児教育の今後の在り方に関する研修

▽市教育振興基本計画アクションプラン後期の基本施策や重点項目を踏まえるとともに、市立園の在り方会議を受け、今後の公立園の役割について教育委員会と連携しながら明確にしていく

▽園児募集や新規採用、働き方などの課題について改善や条件整備が図られるよう、教育委員会などに働きかける

▼時代の変化やニーズに対応する研究実践園の経営を目指す取組

▽法や制度などに基づく園務の遂行にかかる研修や情報共有に努める

▽教職員の資質および専門性の向上に資する現職研修を実施する

▽幼稚園経営にかかる喫緊の課題を迅速に解決し、改善を図るための研修を実施する

▼関係諸機関、関係諸団体との連携

▽道国公立幼稚園・こども園長会、道公立幼稚園・こども園教育研究会との連携

▽小学校長会をはじめとする教育関係団体や養成校との連携

【役員】＝敬称略＝

▽会長＝瀬戸富美子（中央幼・新）

▽副会長＝加藤貴子（あつべつきた幼・新）

▽事務局長＝山下幸子（ひがしなえぼ幼）

▽事務局次長＝松澤晃二（きくすいもとまち幼・新）

▽監査委員＝氷見登弓（手稲中央幼・新）、菅原由美（はまなす幼・新）

(関係団体 2019-04-08付)