道中が第２回理事研修会開く　働き方改革へ連携を　開会あいさつで新沼会長

（関係団体 2019-05-08付）

今後の方針を確認した

　道中学校長会（新沼潔会長）は４月２７日、ホテルライフォート札幌で令和元年度第２回理事研修会を開いた。道小学校長会、道公立学校教頭会の連名で道教委に提出する「道文教施策・予算策定に関する要望書」、第６１回研究大会空知・岩見沢大会など今後の運営方針を確認。あいさつに立った新沼会長は、学校における働き方改革を市町村校長会・管内校長会・地区中体連単位で足並みをそろえて進める必要があるとし、連携を呼びかけた。

　新沼会長は、新学習指導要領の施行に向けた積極的な取組を促すとともに、学校における働き方改革を進めるため、各地区校長会において市町村校長会・管内校長会・地区中体連単位で取り組む必要性を提示。「学校の働き方改革の大きなチャンスが訪れている。この機会を逃すことのないように連携を取りながら取り組んで」と呼びかけた。

　研究活動に関しては「社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く日本人を育てる中学校教育」の研究主題を踏まえ、「新しい教育の流れを見据えながら、現場に還元できる研究として４ヵ年のまとめとしたい」と強調。９月２７・２８日開催の第６１回研究大会空知・岩見沢大会の成功に向け、協力を呼びかけた。

　議事では、経営・研修・対策・情報の各部研修会、運営委員交流会の決定事項を報告。道小学校長会、道公立学校教頭会による道文教施策・予算策定に関する要望書とともに、道小学校長会と連名で提出する提言書「本道教育の一層の充実に向けた教育条件の整備についての提言～“チーム北海道”として」の内容を確認した。

　また、８月開催の文教施策懇談会・各課懇談会、第６１回研究大会空知・岩見沢大会などについて協議。和田正教事務局長が学校経営上の諸課題を伝えた。

(関係団体 2019-05-08付)