状況を的確に把握し対処 道中理事研 新沼会長あいさつ(関係団体 2019-05-08付)
新沼潔会長
新沼潔会長のあいさつ概要はつぎのとおり。
本年度取り組むべき2つの重点として「新学習指導要領の施行に向けた取組」と「働き方改革」を挙げた。新学習指導要領については周りの状況を見ながら進めるのではなく、移行期間になすべきことに積極的に取り組むことが求められている。
働き方改革については各学校がそれぞれ独自に進めても、保護者や生徒の理解を得るのが難しい側面がある。地区校長会においては、市町村校長会単位や管内校長会単位、さらには地区中体連単位での足並みをそろえた取組が不可欠である。
今、学校の働き方改革の大きなチャンスが訪れている。この機会を逃すことのないように連携を取りながら取り組んでいってほしい。
私たち現場の声を届ける重要な取組の一つとして前年度調査した各地区校長会の意見をもとに検討してきた北海道文教施策・予算策定に関する要望書を、5月8日に道小学校長会、道公立学校教頭会とともに道教委に提出する。その要望書の中から特に取り上げた「北海道教育の質の向上をめざす教育条件の整備に関する提言~“チーム北海道”として」を道小学校長会とともに提出する。
道教委からの回答の内容は道小・道中の情報部から『道小情報・道中だより』号外として全会員に届ける。
また、この回答を受けて、8月8日に文教施策懇談会・各課懇談会を開催し、道教委と道中・道小・道公教との間で、共通理解を図りながら、相互の連携と信頼を深めるとともに、北海道教育の目指す方向や施策などについて意見交換を行う。
本会は、長年にわたって、研究基本主題のもと、全道研究大会を開催し、校長としての識見、指導力の向上、学校経営の充実に寄与してきた。
今後も、研究活動のさらなる充実を目指し、各地区校長会の研究活動を基盤として、道中学校長会としての研究の広がり、高まりを目指すことが重要である。
4ヵ年継続研究のまとめの年となる「社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く日本人を育てる中学校教育」の研究主題のもと、前年度の第60回研究大会十勝・帯広大会での成果はもちろんのこと、これまでの蓄積の上に、新しい教育の流れを見据えながら、現場に還元できる研究として4ヵ年のまとめとしたい。
本年度の第61回研究大会空知・岩見沢大会には大いに期待している。主管する空知地区校長会の皆さんには大変苦労をおかけするが、道中の総力を挙げて取り組んでいきたい。
今後、校長会として解決・改善に向けて取り組まなくてはならない教育課題は、重点として挙げた2点に加え、いじめ防止等への対応のほか、体罰の根絶、教職員の服務規律の徹底など、多くの課題がある。全道各地区の状況を的確、迅速に把握しながら、副会長や地区理事の皆さん、各地区校長会の意見などをしっかり聞きながら対処していかなくてはならない。
(関係団体 2019-05-08付)
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