道町村教委連が総会開く　新会長に本庄教育長（当別）　７月　札幌で教育委員研修

（関係団体 2019-05-17付）

課題解決に向け連携する必要性を訴える本庄会長

　道町村教育委員会連合会は１４日、ホテルライフォート札幌で令和元年度総会を開いた。第５６回道市町村教育委員研修会（７月１１日、札幌市内）の開催などを盛り込んだ本年度事業計画を決定。役員改選では、新会長に当別町教委の本庄幸賢当別町教育長を選出した。

　開会に当たり、本庄会長があいさつ。

　新学習指導要領への対応、学校における働き方改革など山積する教育課題に対し、各教育委員会、道町村教委連がともに協力して取り組む必要性を提示。「教育の神髄である“子どもたちのため”という目的を外さないよう、取組を進めていかなければならない」と述べた。

　続いて、道教委の鶴羽佳子委員が登壇。

　滋賀県大津市で発生した保育園児の交通死亡事故を踏まえ、警察など関係機関と連携し、地域全体で命を守る安全対策に取り組むよう呼びかけた。

　また、幼児教育の充実、学力向上、教育の情報化など教育施策にふれたほか、「部活動の在り方に関する方針」を踏まえ、各学校において速やかに活動方針を策定するよう指導することを求めた。

　議事に入り、本年度の事業計画などを決定。７月１１日に札幌市内で第５６回道市町村教育委員研修会を開催することや、道教委に対する令和２年度の文教施策に対する要望事項の内容を確認・決定した。

　最後に、町村教育委員会の機能強化、幼児教育の推進と義務教育との円滑な接続など８項目を盛り込んだ令和元年度決議を採択した。

　役員改選では、新会長に当別町教委の本庄教育長を選出した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝すべて新任、敬称略＝

▽会長＝本庄幸賢（当別町教育長）

▽副会長＝池田文敏（苫前町教育長）、松永美継（壮瞥町委員）、飯田洋司（訓子府町委員）

▽監事＝南條宏（栗山町教育長）、伊藤太一（初山別村委員）

(関係団体 2019-05-17付)