高文連空知支部美術部春季大会で　技術向上へ丁寧に指導　星槎道都大の教授と学生

（学校 2019-06-07付）

　【岩見沢発】星槎道都大学（山本一彦学長）は５月下旬、芦別市民会館などを会場に開催された道高校文化連盟空知支部美術部春季大会で、実技指導を行った。教授陣が講師となり、６講座を開講。ボランティアとしてデザイン学科の２年生４人がアシスタントを務めるなど、参加した生徒の技術向上に貢献した。

　星槎道都大は、教育・研究成果を地域社会に還元するため、出張授業プログラムを展開している。今回は道高文連空知支部美術専門部から依頼を受け、実技研修会に当たる同大会に６人を派遣。「絵画」「デッサン」「イラストレーション」「マンガ」「立体造形」「グラフィックデザイン」の６講座を開講した。

　管内の高校１５校から生徒約１００人が参加。実技研修では、午前と午後を通して希望する１講座を受講した。

　講師は、生徒の制作活動の様子をみながら的確にアドバイス。参加生徒の多かったデッサンでは、石膏像などをモチーフに基礎から丁寧に指導した。

　また、デザイン学科の学生４人がアシスタントとなり、円滑な運営に協力。参加した学生は「アドバイスをして生徒がうまくできるとうれしい」などと話していた。

　専門委員を務める岩見沢緑陵高校の棚田将史教諭は「大学で教えている先生から様々な話を聞き、作品を見てもらう機会は大変有意義」と感謝の言葉を。グラフィックデザインを担当した北嶋洋一准教授は「こうした機会を通して、美術分野を志望する子どもが増えれば」と話していた。

(学校 2019-06-07付)