標津認定こども園あおぞら　みんな笑顔で砂遊び！　地元建設業者が砂と土を寄付

（学校 2019-06-12付）

園児らが見守る中、丁寧に作業が進められた

　【釧路発】標津認定こども園あおぞら（大木敏道園長）は６日、標津町内の建設業者〓上田組（上田修平社長）による地域貢献活動の一環で、園児の遊び場に砂と土が提供された。同社社員７人が重機で運んだ砂と土をこぼさないようスコップで丁寧に投入。園児は新鮮な砂と土の感触を笑顔で楽しんでいた。

　日ごろお世話になっている地域のために恩返しがしたいと考えていたところ、同園で子どもたちが遊ぶ砂を必要としていることを聞き、寄付を申し出た。

　さらに、現場を確認したところ、土遊び場の土もかなり減っていたので砂と土の両方を寄付することとした。

　上田組が本年度施工を担当している開発局釧路開発建設部発注の「国道２４４号標津町標津道路維持除雪ほか一連」、根室振興局発注の「草地整備トド山地区１工区」、釧路総合振興局釧路建設管理部発注の「薫別川北線（Ｂ改）交付金（上田・松谷共同企業体）」の３現場から７人が参加した。

　午前９時３０分からタイヤショベルやダンプで洗砂２立方㍍、黒土２立方㍍を運び、スコップで丁寧に砂と土をそれぞれの場所に入れた。作業の様子を園児たちは安全な場所から興味津々に見入っていた。

　上田組の工藤正好取締役統括工事部長は「作業のあと子どもたちがすぐに駆け寄って遊んでいる姿を見て、こちらも大変癒される思いだった」と語った。

　大木園長は「地域の建設会社としていつもお世話になっている。今回も快く砂と土の寄付を申し入れていただき深く感謝している。枠からこぼれださないよう手作業で丁寧な作業をしていただいた」と感謝していた。

(学校 2019-06-12付)