帯広市教委が３年度目途に　小中高全校でＣＳ導入　１０月先行実施　小中８校

（市町村 2019-06-14付）

　【帯広発】帯広市教委は、令和３年度を目途に市内全小・中学校、帯広南商業高校でコミュニティ・スクール（ＣＳ）導入を計画している。本年度は１０月に先行実施する８校に５つの学校運営協議会を設置する。各校で委員選定、市教委で設置運営に関する規則制定などを進める。

　帯広市は、幼稚園・保育園と小学校、中学校などを合わせた各発達段階における子どもの学びの円滑な接続を目指して、中学校区を核とした「帯広市エリアファミリ―構想」を市内１４中学校区で展開してきた。

　市教委はエリアファミリ―構想をもとにしつつ、３年度を目途に市内全小・中学校、帯広南商業高に学校運営協議会を設置し、ＣＳを導入していく。

　本年度は先行実施校として、８校に５つの学校運営協議会を設置する計画。

　緑丘小学校、啓北小学校、つつじが丘小学校で、各学校運営協議会を設置する。

　帯広第七中学校、大正小学校、愛国小学校には３校で１つの学校運営協議会を設置。

　４年度に義務教育学校開校を目指す大空小学校と大空中学校には、２校で１つの学校運営協議会を設置する。

　１０月の導入に向け、各学校における委員の選定や、市教委において設置運営に関する規則の制定などを進める。

　各学校運営協議会の人数は１０人程度とする。学校支援地域本部の置かれている学校では、コーディネーターがＣＳの総合窓口となる予定。

(市町村 2019-06-14付)