【令和２年を迎えて　教育研究団体に聞く】　北海道中学校理科教育研究会　小路徹会長

（関係団体 2020-01-07付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。また、日ごろより本会の研究活動に対しまして温かいご理解とご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。本会は発足以来、学習者の側に立った理科学習の在り方を探究してきました。現在は平成２６年から８ヵ年継続で研究主題「自然と人間との調和をめざし、未来を創造する力を育む理科教育」の究明に向けて、研究実践を積み重ねています。昨年は１０月１８日に第５８回北海道中学校理科教育研究会函館大会を函館市立深堀中学校にて、函館市立戸倉中学校、函館市立湯川中学校の協力を得て開催し、全道・道外から１５０人を超える参加者を得て、大きな成果をあげることができました。継続研究後半の折り返しとなる重要な大会でしたが、公開された３つの授業はどれも工夫された教材を用いて知的好奇心を励起させ、科学的探究能力を育もうと意図したものでありました。その後の研究発表においても各地の優れた実践発表があり、ポスター発表においても多くの実践が交流され、実りある大会でした。

　ことしは、１０月３０日に釧路市立青陵中学校を会場に全道大会を開催する予定です。次年度に控えた新学習指導要領の全面実施を見据えながら、今後の理科教育の在り方を模索できる場となればと考えています。本年も、北海道理科教育の貢献に資する研究実践に励んでまいりたいと考えておりますので、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

▼新年の事業計画　

▽夏季研修会

・期日＝７月２９日（水）

▽冬季研修会

・期日＝令和３年１月１２日（火）

▽道中理釧路大会

・期日＝１０月３０日（金）

・会場＝釧路市立青陵中学校

▼事務局＝札幌市立西岡北中学校（事務局長―髙橋伸充教頭）

(関係団体 2020-01-07付)