【令和２年を迎えて　教育研究団体に聞く】　北海道家庭科教育協会　佐々木貴子会長

（関係団体 2020-01-07付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆様には、平素より本協会の研究活動に対し、ご理解とご支援をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

　本協会は、昭和２４年に「小・中・高等学校・大学の一貫した家庭科教育を」という理念のもとに、小学校から大学まで連続して家庭科を学ぶという学習者の視点に立って発足した６９年もの歴史をもつ研究会です。発足以来、家庭科教育に携わる教員が、それぞれの立場での実践や課題をもち寄り、指導方法や指導内容の向上のために研鑚を積んでおります。

　平成２８年度から研究主題を「よりよい生活を創る力をはぐくむ家庭科教育～学びを生活に生かす意欲を引き出す授業づくり」と設定し、３年間研究に取り組んでまいりました。本年度、新たな研究主題を決めるに際し、私たちはこれまで取り組んできた研究の成果を今一度、振り返ってみる必要があるのではないか。そして、このことは令和２年度から順次実施される新しい学習指導要領における指導方法につながっていくことになるのではないかと考えました。

　そこで、元年度は研究大会を実施せずに、小・中・高等学校の先生方のご協力をいただき、小・中・高校生を対象に「家庭科の学習内容や方法等に関する意識調査」を実施することにいたしました。

　現在は、児童生徒が一生懸命に記述してくれたデータ（内容）を丁寧に読み解き、調査結果をまとめているところです。そして、この結果は、２年度に小学校で実施予定の研究大会で発表させていただきたいと考えております。

　本協会では、今後とも実りある研究を継続してまいりたいと存じますので、どうぞことしもよろしくお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽理事会　

・期日＝１月１０日（金）

・会場＝北海道教育大学駅前サテライト

▽研究大会（期日・会場未定）

▽事務局（メール　ｋａｔｅｉｋａｋｙｏｕｋａｉ＠ｍａｉｌ.ｇｏｏ.ｎｅ.ｊｐ）

(関係団体 2020-01-07付)