帯広市が2年度予算案を発表 教育費13%増62・3億 義務教育学校整備で大幅増(市町村 2020-02-18付)
【帯広発】帯広市は17日、令和2年度予算案を発表した。一般会計は前年度との比較で0・8%増の838億500万円。うち、教育費は13%増の62億3300万円。大空地区義務教育学校の整備費用に11億4947万円を計上していることなどから大幅な増額となった。
主な教育関係事業をみると、新規のおびひろ市民学推進事業に420万円を措置した。
また、ネットワークの集約化やファイアウォール機器などを設置する情報セキュリティ強靱化事業に400万円を計上。さらに、教育環境デジタル化推進事業に1088万円を計上し、中学生用パソコン5台のうち1台を分離型タブレット端末に更新する。
このほか、東京2020オリンピック競技会聖火リレー事業や動物園魅力アップ事業、2020フードバレーとかちマラソン開催事業などを行う。
教育に関する主な事業はつぎのとおり。
▼総務費
▽地域防災強化・指定避難所等の環境整備=1390万円
啓西小学校、豊成小学校、つつじが丘小学校、帯広第一中学校、帯広第七中学校などの指定避難場所で、停電時においてもトイレ、水道を使用できるようにするため、水道直圧化工事を実施。
▽私立保育所運営業務(拡充)=3億4735万円
へき地保育所6所の認可化および民間移管。
▽認定こども園等施設給付(拡充)=11億8777万円
認定こども園または施設型給付幼稚園に移行する5園と新設する認定こども園分園に給付。
▽児童保育センター運営(拡充)=4729万円
▽ひとり親家庭等日常生活支援(拡充)=5万円
▼衛生費
▽日高山脈襟裳国定公園国立化推進(新規)=30万円
▼教育費
▽CS推進(拡充)=39万円
運営協議会設置数を8校5協議会から24校18協議会に拡充。
▽おびひろ市民学推進(新規)=420万円
▽教職員住宅整備=41万円
▽情報セキュリティ強靱化(拡充)=419万円
市内小中学校のネットワークインフラを集約化し、ファイアウォール機器等を設置。
▽教材教具整備(拡充)=934万円
大型提示装置65台、実物投影機47台を小中学校に設置。
▽就学援助費支給(拡充)=184万円
▽学校施設長寿命化改修・大空地区義務教育学校整備=11億4947万円
既存校舎・体育館の長寿命化改修および増築。地域交流スペースの設置。
▽学校施設長寿命化改修・個別改修=2500万円
市内各学校における劣化状況が著しい部位についての改修。
▽義務教育施設整備・学校トイレ洋式化=3292万円
▽義務教育施設整備・煙突用断熱材除去=3932万円
▽教育環境デジタル化推進(拡充)=1088万円
中学校のパソコン504台を更新。また、生徒用パソコンの5台に1台を分離式タブレットパソコンに更新。
▽動物園魅力アップ・発信事業(新規)=176万円
プロモーション動画の制作。広報および教育事業に活用する。
▽動物園魅力アップ・動物園施設整備(拡充)=300万円―園路整備実施設計
▽2020フードバレーとかちマラソン開催=1100万円
▽大会合宿等誘致・日本クラブユースサッカー選手権大会開催=200万円
▽大会合宿等誘致・東京2020オリンピック競技会聖火リレー(新規)=100万円
▽大会合宿等誘致・東京2020パラリンピック競技会採火式(新規)=30万円
▽大会合宿等誘致・東京パラリンピック合宿誘致(新規)=19万円
(市町村 2020-02-18付)
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