学校施設の長寿命化計画案 70年使用を目標に 3月4日までパブコメ 北広島市教委(市町村 2020-02-17付)
北広島市教委は、令和2年度から21年度を計画期間とする学校施設長寿命化計画案をまとめた。校舎・体育館の目標使用年数を70年、大規模改造の周期を築20年、長寿命化改良の周期を築40年とすることを、概ねの目安として設定。3月4日までパブリックコメントを実施しており、年度内の策定を予定している。
市の学校施設は、築30年以上の施設が約7割と老朽化が進んでいる。このことから、市の学校施設としてあるべき姿を検討し、中長期的な更新・維持管理費、学校施設運営全体におけるトータルコストの縮減や予算の平準化を図ることを目的に計画を策定。平成28年に策定された市公共施設等総合管理計画などの方針に基づき、学校施設を対象とした個別計画として位置付けている。
計画期間は、令和2年度から21年度までの20年間。対象施設は小学校8校、中学校6校の14校で、道が所管する西の里小中学校陽香分校は対象外。
改築中心の従来型から長寿命化型に転換することによって、今後40年間で約82億円、年平均約2・0億円のコスト削減効果が見込まれる。
計画案では、上位関連計画を踏まえ、市における学校施設の目指すべき姿として、①安全・安心な学校施設②社会の変化に適応した教育活動が展開できる学校施設③快適に学び、生活できる学校施設④地域の拠点としての学校施設―の4点を定めた。
長寿命化改修や部位ごとの周期に基づく計画的な修繕の実施のみならず、時代の要請に応じた学校施設の目指すべき姿を実現するため、無線LANなどの学習環境を充実させるために必要な機能の整備のほか、照明器具のLED化など、学校施設の機能性向上を図るための改修等を実施する。
今後は学校施設の劣化状況や施設整備にかかる費用の見込みなどを踏まえ、「校舎・体育館の目標使用年数を70年、大規模改造の周期を築20年、長寿命化改良の周期を築40年」とすることを概ねの目安として設定した。
計画推進に当たっては、関係者と連携を図り、公共施設等総合管理計画と整合した計画の推進に努めるとともに、内容について概ね10年ごとに適宜見直すことで着実な推進を図っていく。
(市町村 2020-02-17付)
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