札幌市教委　２年度部活動指導員　　増員し４５人程度に　要件緩和　文化部も対象

（市町村 2020-02-17付）

　札幌市教委は、顧問として単独で中体連大会に生徒を引率できる部活動指導員について、本年度の９人から令和２年度は４５人程度を見込むなど、大幅な増員を目指している。教職員の負担軽減のほか、部活動振興に向けて実施するもの。任用要件を教職経験者に限定しないほか、文化部活動も対象とするなど、より多くの部活動で活用できるよう調整を進める。　

市の部活動において、部活動指導員や特別外部指導者、外部指導者の外部人材を活用することができる。

　部活動指導員は、単独で顧問としての指導のほか、中体連大会で生徒の引率が可能。特別外部指導者は、顧問教諭不在時の部活動指導、市内の練習試合等への引率が可能で、外部指導者は顧問教諭と一緒に指導に当たることができる。

　２年度については、予算の関係などで流動的だが、教職員のさらなる負担軽減を図るため、部活動指導員を４５人程度に増員することを検討。外部指導者から部活動指導員になる人も想定している。

　部活動指導員の任用要件として、会計年度任用職員とするほか、教職経験者の任用としていたものを、教職経験者に限定しない。また、文化部活動も対象とするほか、同一校の同一部活動への配置は最長３年間とする予定だ。

(市町村 2020-02-17付)