伊達市の２年度予算案　小学校統合へ準備協議会　教育費は１７．２億円

（市町村 2020-02-26付）

　【室蘭発】伊達市は２１日、令和２年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度肉付補正後と比べ２・１％減の１８７億２４４８円を計上。うち、教育費は伊達小学校の校舎増築と屋内体育館改築が終了したため、２６・８％減の１７億２３６５万円となった。

　新規で学校適正規模推進事業に１０４万円を措置。４年度に統合予定の稀府小学校と東小学校、有珠小学校と伊達西小学校の統合準備協議会を開催する。

　イングリッシュキャンプ事業には８６万円を積み上げ、小学５年生から中学３年生、義務教育学校５～９年生を対象に、交流活動や体験活動を通じ実践的なコミュニケーション能力を身に付け、国際理解教育の推進を図る。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼民生費

▽子ども発達支援事業専門支援事業＝４３万円

▽発達支援センター運営事業＝１４９万円

▽子どもショートステイ事業＝２１万円

　児童の養育が一時的に困難となった場合に、児童養護施設で一時的に養育。

▼教育費

▽学校適正規模推進事業（新規）＝１０４万円

　稀府小と東小、有珠小と伊達西小の統合準備協議会開催。

▽不登校等対策事業＝８８万円

　退職教員等のボランティアによる不登校児童生徒への相談・学習支援など。

▽道立高校新設支援金補助（新規）＝４２１万円

▽学力向上実践事業＝２４０万円

　中学３年生以外の全学年を対象とした独自の学力テスト実施等。

▽ふるさと創生教育「だて学」推進事業＝９０万円

▽ネイティブスピーカー伊達地区活用事業＝１５９６万円

▽ネイティブスピーカー伊達地区活用事業＝１６４７万円

▽ネイティブスピーカー大滝区活用事業＝６４８万円

▽レイクカウチン中学生派遣（新規）＝８６９万円

▽イングリッシュキャンプ事業（新規）＝８６万円―英語による交流・体験活動

▽東小校舎長寿命化改修（新規）＝３億４１４８万円―校舎１階改修、校舎屋根外壁改修、工事監理

▽大滝徳舜瞥学校改修＝４７５６万円―体育館屋根外壁改修

▽各小学校補修＝２４４１万円―関内小ほか

▽光陵中照明改修（新規）＝２７４３万円

▽伊達中校舎等暖房設備改修（新規）＝２９９万円

▽光陵中照明設備改修（新規）＝２７４３万円

▽光陵中トイレ改修（新規）＝２９９４万円

▽各中学校補修＝１０３１万円―光陵中ほか

▽放課後子供教室運営事業＝２８８万円

▽放課後児童クラブ運営事業＝２１３８万円

▽アイヌ政策推進（新規）＝１４２万円

　アイヌの伝統等に関する理解促進に資するための講習会や視察。

(市町村 2020-02-26付)