長沼町２年度予算案　子育て支援策充実　幼児教育等無償化円滑に

（市町村 2020-02-27付）

　【岩見沢発】長沼町は２５日、令和２年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比２・５％増の８２億２０００万円。うち教育費は２２・３％減の５億８５９２万円となった。

　新規事業として、幼児教育・保育無償化実施円滑化に３１３万円、子育てのための施設等利用給付に３０５万円、コミュニティ・スクール関係経費に９３万円を配分した。

　継続事業として、児童手当等支給に１億２４３１万円、乳幼児等医療費助成に４４７５万円を措置した。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽乳幼児等医療費助成＝４４７５万円

　高校卒業までの医療費を完全無料化し、保護者の負担を軽減。

▽児童手当等支給＝１億２４３１万円

　中学校修了前までの子どもに対し、児童手当を支給する。

▽子育て援助活動支援＝３２４万円

　子どもの預かり援助の希望者と支援者による相互援助活動をサポートする。

▽幼児教育・保育無償化実施円滑化（新規）＝３１３万円

　幼児教育・保育の無償化が円滑に実施されるよう体制を整える。

▽子育てのための施設等利用給付（新規）＝３０５万円

　幼児教育・保育の無償化に伴い、私立幼稚園の預かり保育利用にかかる利用料を給付する。

▽ひとり親家庭等医療費助成＝４０１万円

　ひとり親家庭の親の入院および２０歳未満の児童等の入院・通院に対する医療費助成。

▽障害者雇用促進＝４３７万円

　町内在住の養護学校卒業者を対象とした実務研修。

▽幼保小中高連携（新規）＝３３万円

　学びの連続性の観点から、次の学校種へ円滑に接続できるよう、合同研修会や体験入学等を通じ、幼保小中高の連携を図る。

▽長沼小開校式関係経費（新規）＝１９万円

　町内５小学校が統合し、令和２年４月に開校する長沼小の開校式を挙行する。

▽遠距離通学費補助＝３２７万円

　従来の遠距離通学に加え、放課後児童クラブ・部活動に通う児童・生徒を対象にバス利用料を助成。

▽各種検定料助成＝３７万円

　中学校の漢字・英語検定受検料に対する助成に加え、新たに小学校の漢字・英語検定の受検料を助成する。

▽コミュニティ・スクール関係経費（新規）＝９３万円

　学校と保護者や地域住民が知恵を出し合い、協働して子どもの成長を支える地域とともにある学校づくりを進める。

▽未来をひらく人づくり＝５１４万円

　中学生海外派遣、国内外研修などへの助成。

▽文化団体補助＝１１０万円

　文化協会等の団体や町民文化祭事業に対する補助。

▽体育・スポーツ団体補助＝４０４万円

　体育協会とスポーツ少年団等の活動に対する補助。

(市町村 2020-02-27付)