高校における分散登校　週１～２日　個別対応も　１６日から状況応じ実施　道教委

（コロナウイルス関連 2020-03-13付）

　道教委は、高校における分散登校の取扱いをまとめ、１１日付で各高校長、関係市町村教育長などに通知した。心身の健康状態や学習状況の把握、進路相談などを行うことや、週に１～２日（１日２５分×３コマ）程度行うとし、必要に応じて個別対応を実施することなど、実施方法・内容を記載。１６日以降、各学校の状況に応じて実施するよう求めた。

　分散登校は、新型コロナウイルス感染症による休業期間の長期化に伴い、閉鎖的な空間で至近距離での接触を避けるなどの感染予防の徹底を図りながら、生徒の心身の健康状態や学習状況の把握、進路相談等を行い、適切に指導するもの。

　新学期に向けた生活リズムを徐々に整えるため、学校規模や課程等に応じ、学年やホームページ、学科、コース等を単位とする分散型の登校日を設ける。

　道教委が示した高校における分散登校の取扱いでは、授業日数としないことや学年末・学年始休業中に登校日を設定することも可能であることを明記した。

　週に１～２日（１日２５分×３コマ）程度行い、必要に応じて個別対応。２５分ごとに教室等を換気する。

　感染予防対策として、教室等での生徒の間隔は、前後左右２㍍程度（咳エチケットを行っている場合は前後左右１㍍程度）のスペースを確保。教室のほか、体育館や武道場の活用も可能とした。

　登校する際、公共交通機関を利用する生徒がいる場合は、混雑時間を避けた登下校時間を設定。１日に複数回の登校を設定する場合は、登下校が重ならないよう配慮する。

　また、登下校の際、生徒玄関は混雑しないように対応する。

　このほか、当日対応する教職員等の健康状態に十分留意。生徒一人ひとりが感染予防対策を十分に理解し節度ある行動をとるよう指導する。学年末・学園始休業中の各種検定指導、就職・進学のための学習指導等の実施も同様とした。

(コロナウイルス関連 2020-03-13付)