学校臨休中の事例追加　文科省　分散登校など紹介　昼食提供や居場所確保も

（コロナウイルス関連 2020-03-17付）

　文部科学省は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う臨時休業措置を踏まえた「学校の臨時休業の実施状況、取組事例等（３月１３日時点）」を同省ホームページで公表した。６日公表した資料の追加版。北海道の分散登校など各地域における取組や、昼食提供、子どもの居場所確保に向けた事例を新たに示した。

　臨時休業期間における取組状況をいち早く周知するため、各地域や学校から届いた情報をまとめたもの。

　学校の事例では、ホームページでの問題提供や教員メッセージの発信、児童とのコーディネーター役となる養護教諭の対応を紹介。不登校の子どもが学校に慣れる機会となるよう、本人の希望に応じ空き教室で自習する休業環境を活用した取組を伝えている。

　地域の事例では、北海道の分散登校や、在学生・入学予定者の登校日を設定し、教育活動や入学生対応を行う京都府の例を伝えている。

　また、給食センターでつくった弁当を希望児童生徒の自宅に配達する取組、給食提供に当たっての工夫や留意点を伝えている。

　子どもの居場所確保に向けては学校施設を活用した取組、関係機関の役割などを図式化している兵庫県の事例を紹介している。

(コロナウイルス関連 2020-03-17付)