学校再開の目安　１９日公表へ　文科相

（コロナウイルス関連 2020-03-17付）

　萩生田光一文部科学大臣は１３日の記者会見で、１９日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の報告を踏まえ、学校再開の目安を示す考えを示した。学校が媒体となったクラスター化がいまだに発生していないことから、臨時休業の一定の効果を指摘。今後、春休み期間の過ごし方についても情報を発信するとした。

　萩生田大臣は、９日の会議の結果を踏まえ「当面は円滑な臨時休業の実施を通じて感染拡大防止に全力を尽くすことが最も重要」とし、１９日の会議での報告内容を踏まえ、当面の学校再開の目安を示すとした。

　学校が媒体となってクラスター化する事態が発生していないことから「（臨時休校の）一定の効果はあった」と指摘。休校を解除して学校再開を予定している一部の自治体の判断を尊重するとしつつも、感染拡大防止に向け、引き続き警戒する必要性を強調した。

　また、今後、小学校、中学校が春休みに入ることから、集団での行動について懸念。「一斉休業の意味を学校現場や自治体で共有し、春休みの過ごし方についても様々な形で発信したい」と述べた。

(コロナウイルス関連 2020-03-17付)