４月１６日予定　全国学力等調査　中止を決定　文科省　今後の扱いは再度検討

（コロナウイルス関連 2020-03-18付）

　文部科学省は、令和２年度全国学力・学習状況調査について、当初予定していた４月１６日の実施を中止した。新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかわる一斉休業の影響を考慮したもの。１７日に開かれた閣議後の記者会見で萩生田光一文部科学大臣が表明した。今後の取扱いについては「２年度中に実施するか否かも含め、今後あらためて検討する」とした。

　全国学力・学習状況調査は、毎年４月に小・中学校約３万校の児童生徒約２００万人を対象に原則、国語と算数・数学の学力などを調査している。

　２年度調査にかかわって文科省は、昨年１２月、各都道府県教委、各指定都市教委、各都道府県知事などに対して通知を発出し、４月１６日に調査を実施することを周知していた。

　今回、新型コロナウイルス感染症対策のための小・中学校、特別支援学校等における一斉臨時休業の影響を考慮し、４月１６日の実施を取りやめると決定。萩生田文部科学大臣は１７日に開かれた記者会見で調査を中止することを表明した。

　これにかかわって１７日、各都道府県教委、各指定都市教委、各都道府県知事などに対して通知「２年度全国学力・学習状況調査について」を発出。今後の取扱いについて、２年度中に実施するか否かも含め、今後あらためて検討し、通知することとした。

(コロナウイルス関連 2020-03-18付)