感染症対策本部会議で佐藤教育長　新学期から学校再開へ　入学式　小学校は保護者参加で

（コロナウイルス関連 2020-03-26付）

　佐藤嘉大教育長は２４日の道感染症危機管理対策本部第１２回本部会議で、各市町村教委と協議の上、新学期から通常どおりの学校再開を目指す考えを示した。入学式については、小学校では保護者参加を前提とした参考例を作成。保健福祉部局と協議し、教師や児童生徒に感染者が生じた場合を想定した臨時休業の取り扱いをまとめる考えも示した。

　文部科学省は２４日、新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドラインを公表。換気の徹底やマスク使用など、学校再開に向けた感染症対策の留意事項を関係者に通知した。

　併せて、新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドラインも作成。感染者が生じた場合は都道府県等の衛生主管部局と十分相談の上、臨時休業実施の有無、規模、期間について判断するなどの方針を定めた。

　道感染症危機管理対策本部第１２回本部会議で佐藤教育長は、国の方針を踏まえ、きょう２６日午後のテレビ会議で道内各市町村教委教育長と意見交換を実施し、本道における学校再開に向け検討する考えを表明。感染予防対策に万全を期した上で、新学期から通常どおりの学校再開を目指して準備を進める考えを示した。

　また、教師、児童生徒に感染者が出た場合の取扱いについて、保健福祉部局と対応を協議し、道教委としての考えを決めるとした。

　入学式については、原則、保護者不参加などの対応とした卒業式と同様の取扱いにする必要があるとした上で「小学校では十分な感染防止対策や工夫を行い、保護者が参加することを前提とした参考例を道教委として示さなければならない」と述べた。

(コロナウイルス関連 2020-03-26付)