２年度学校図書館開放事業　小・中合わせ１１９校　４月当初時点　札幌市教委

（市町村 2020-04-02付）

　札幌市教委は本年度、学校図書館開放事業について開放校数を４月当初時点で小・中学校合わせ１１９校を予定している。年度途中には２校増やし合わせて１２１校での開放を目指す。読書活動の充実や、子どもと地域との相互交流の場を広げていく。

　市教委は平成２１年度から、「雪・環境・読書」をテーマとした札幌らしい特色ある学校教育を展開。市の教育が目指す人間像「自立した札幌人」の育成に向け、様々な取組を展開している。

　「読書」の取組を支える開放事業は、①子どもや地域住民の読書活動を盛んにする②学校図書館を介して子どもと大人、大人相互の交流の機会をつくる③地域全体で子どもを育成・支援する環境づくりに役立てる―ことを目的としている。

　事業は各校ＰＴＡに委託。地域ボランティアが本の貸出のほか、読み聞かせや工作会など図書館に親しみをもつ行事、図書館の装飾、本の選定などを行っている。地域住民であれば、誰でも本を借りることができる。

　本年度は青葉小学校と上野幌小学校の統廃合によって、年度当初は１校減の１１９校で行う。

　年度後半には２校の開放図書館開設が予定されており、準備が整い次第、事業を実施する。本年度は計１２１校での実施を目指す。

(市町村 2020-04-02付)