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壮瞥町２年度教育行政執行方針　外国語活動へＡＬＴ配置　小・中学校の連携一層充実
（市町村 2020-04-02付）

壮瞥町教委・谷坂常年教育長

　【室蘭発】壮瞥町教委の谷坂常年教育長は令和２年度教育行政執行方針で、小学校３年生からの外国語活動の実施に伴い、外国語指導助手の配置や中学校との連携によって必要な資質・能力を児童が確実に身に付けられるよう取組を進める考えを示した。小・中学校の連携をより充実させるため、目標や教育課程の策定、乗り入れ授業や小学校における教科担任制の導入に向けた研究を引き続き推進する。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

【学校教育】

▼確かな学力・豊かな心・健やかな身体

　標準学力テストＣＲＴや全国学力・学習状況調査などの調査結果に基づき、検証改善サイクルの確立を図るため、客観的データに基づく課題の明確化と課題の改善に向けた取組を学校全体で推進していく。

　指導と評価の一体化によって、学習評価の工夫・改善に努めるなど、よりきめ細かな指導の充実を図るために、道教委に指導方法工夫改善加配を申請するとともに、引き続き、各学校における研究活動の充実を図る。

　小学校においては、新年度、３年生から外国語活動が実施されるため、外国語指導助手（ＡＬＴ）の配置や中学校との連携によって、小学校での学習の成果が中学校段階に円滑に接続され、必要な資質・能力を児童が確実に身に付けられるよう取組を進める。

　いじめの根絶・不登校ゼロを実現するため、校内体制の充実・強化を図り、学校全体で組織的に対応するとともに、専門家や専門機関との連携などによるきめ細かな配慮のもと、支援を充実する体制を構築する。

　一人ひとりのニーズに合った適切な支援を行うため、関係機関との連携、特別支援教育支援員の町財政による配置など必要な措置を継続するとともに、経済的困難を抱える家庭に対して、就学援助を継続、強化していく。

　全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を分析し、体育の授業や体育的行事を通じて、基礎的な身体能力の育成や運動習慣の定着に向けた取組の充実に努める。

▼望ましい生活習慣の確立と防災教育

　電子メディアとのかかわりが子どもたちに与える影響が大きくなっていることから、家庭での利用に関するルールづくりを関係機関と連携して取り組み、啓発を引き続き推進していく。

　各学校において１日防災学校などの防災教育に取り組み、地域安全協会など関係機関と協力し、事件・事故の未然防止、学校安全の推進に努めていく。