教育関係団体２年度総会見通し　多くの団体が書面で　高校長協会等は遠隔検討

（コロナウイルス関連 2020-04-03付）

　新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、春に予定されていた教育団体による多くの総会が開催困難となっている。道小学校長会、道中学校長会をはじめとする各団体は、書面で議案の審議を行う方針。一方、道高校長協会、道特別支援学校長会は、ＩＣＴやテレビ会議による遠隔開催も視野に実施を検討していることが関係者への取材で分かった。

　道小学校長会は、５月１１日に予定していた総会・研修会を書面での開催とすることを決定。議案に関する回答書を会員に送付し、回答をもって総会成立とすることを関係者に通知した。

　道中学校長会も、２８日に予定していた総会・研修会の開催を見送り、書面にて議案を審議する方針を決定。これに伴う臨時の措置として、６月６日、ホテルライフォート札幌で副会長研修会、理事研修会、専門部会を開催する。

　道高校長協会は、５月１２日に予定していた総会・前期研修会を、テレビ会議で開催する予定。石狩管内では管内２高校、他管内では各教育局を会場とする方向で調整しており、きょう３日の役員事務局会議で方針を固める。各部会については、私立部会を５月１２日にホテルライフォート札幌で、水産部会を５月１３日に小樽水産高校で開催。それ以外の部会は中止とし、書面で対応する。

　道特別支援学校長会は、遠隔システムによる総会の開催も視野に入れて検討中。４月中旬に遠隔実施する役員会で方向性を固める。なお、例年５月に開催する道教委主催の校長会議が中止となった場合、開催を見送る。

　道特別支援学校副校長・教頭会は今後の対応について検討中で、早々に対応策を決める。

　道高校教頭・副校長会は、総会の書面開催も含めて実施の可否を検討中で、きょう３日に開く役員会で方向性を固めるもよう。

　道公立学校事務長会は総会を中止し、本部役員、各支部長で構成する理事会で役員や事業計画などを決定する予定。１０日の役員会で理事会の開催時期など今後の方針を固める。

　道町村教育委員会連合会は、５月１４日に予定していた総会開催の可否を１６日の役員会で検討する。

　道都市教育長会は、５月に予定していた総会開催の可否を検討中。

　道公立学校教頭会は、５月１５日に予定していた総会を中止する方向で調整中。１１日に決定する見通し。

(コロナウイルス関連 2020-04-03付)