３月利用　負担軽減　放課後等デイサービス　札幌市

（コロナウイルス関連 2020-04-14付）

　札幌市保健福祉局は、市内各放課後等デイサービス事業所に通知「特別支援学校等の臨時休校にかかる放課後等デイサービスの利用者負担軽減について」を発出した。新型コロナウイルス感染症に伴う市立学校の臨時休業に伴い、放課後等デイサービスの利用者の負担を軽減するためのもの。３月の利用者負担が２月よりも高い場合、２月と同額になるよう、３月の利用者負担を軽減する。

　放課後デイサービス事業は学校通学中の障がい児に対して、放課後や夏休みなどの長期休業中に、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供することによって、障がい児の自立促進と放課後等の居場所づくりを推進するもの。

　利用者が事業所に対して支払う利用料は全体の１割。ただし、生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯は無料としていることから、世帯の収入に応じて利用料は異なってくる。

　利用者負担軽減の内容をみると、一斉休業期間前の２月と一斉休業期間となった３月の放課後等デイサービスの利用者について、３月の利用者負担が２月よりも高い場合、２月と同額になるよう、３月の利用者負担を軽減する。

　対象者の要件は、①市が放課後等デイサービスの給付決定を行っている②３月２日から春休み前日までの期間において放課後等デイサービスを利用している③３月の利用者負担が２月の利用者負担よりも高い―の３点すべてを満たす児童。

　市は留意事項として児童発達支援などは対象外としているほか、３月に放課後等デイサービスと保育所等訪問支援を利用している場合も、保育所等訪問支援にかかる利用者負担を含め負担を軽減するなどとしている。

(コロナウイルス関連 2020-04-14付)