第３回札幌市感染症対策本部会議　学びや心のケアに全力　長期間臨時休業で秋元市長

（コロナウイルス関連 2020-04-14付）

１２日現在の市内感染状況などを確認した

　札幌市は１３日、市役所本庁舎で第３回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。１２日現在での市内の感染状況や各部局の取組状況などを確認。秋元克広市長は、市教委に５月６日まで市立学校の臨時休業を要請したことにかかわり、長期間となることから学びや心のケアなどに全力で取り組むよう求めた。

　会議では、担当者が感染状況について報告した。１２日現在での市内の感染者数のほか、６～１２日までの１週間の感染者数などの状況を説明。３月３０日から４月５日までの新規感染者数が６人だったのに対し、６～１２日は４６人に増えたことなどを報告した。

　秋元市長は１週間で発生源が分からない感染者数が増加していることから、道とともに緊急共同宣言を出したことを説明。

　感染者の行動履歴について、４割が繁華街などへ外出したほか、２割が道外への出張や旅行をしていたと指摘した。

　市教委に５月６日まで市立学校の臨時休業を要請したことにかかわり「長期間となるため、子どもたちの学びや育ち、心のケアに全力で取り組んでほしい」と話した。

　市有施設については、やむを得ず営業する場合は、徹底的な感染症対策に取り組むことを求めた。

(コロナウイルス関連 2020-04-14付)