緊急事態宣言延長受け道教委　段階的な再開へ準備を　分散登校　１５日まで最小限に

（コロナウイルス関連 2020-05-08付）

　政府の緊急事態宣言の延長を受け、道教委は４日付で関連通知を各市町村教委教育長、道立学校長などに発出した。学校の臨時休業を３１日まで延長するとともに、段階的な学校教育活動の再開に向けた準備を要請。分散登校に関しては１５日まで必要最小限度とし、１８日から週ごとに登校回数を増やすなどとした。

　通知「新型コロナウイルスに対応した臨時休業のさらなる要請について」では、臨時休業の期間を３１日までとし、可能な限り感染リスクを低減させながら、段階的な学校教育活動の再開に向けた取組を求めた。

　分散登校に関しては、１５日までは必要最小限度にとどめ、１８日から週ごとに登校回数を増やすなど学校再開への準備を要請。引き続き２週間に１回はすべての児童生徒の心身の健康状態や学習状況を把握することとし、指導計画を踏まえた学習指導、健康観察シートの活用など、児童生徒の健康状態への配慮を呼びかけている。

　学習指導に関しては、同日付で小・中学校、道立の高校・特別支援学校ごとに通知を発出。児童生徒に適切な学習課題を課すとともに、家庭学習の充実に向けて添付した保護者向け資料を周知するよう求めた。

　道立学校においては、生徒が計画的に学習に取り組むための学習計画表・記録表を送付し、活用を呼びかけている。

(コロナウイルス関連 2020-05-08付)