手づくりマスク６０枚　江別高家庭科教員が福祉施設に　藍染や被服の端切れ活用

（コロナウイルス関連 2020-05-08付）

家庭クラブ顧問の教員（左）がマスクを手渡した

　江別高校（吉田兵夫校長）は４月２４日、地域の福祉施設へ手づくりマスク約６０枚を寄贈した。マスクは、家庭クラブ顧問の家庭科教員６人が作製。材料として、生徒が実習で製作した藍染や被服の端切れを活用した。

　同校は、普通科・事務情報科・生活デザイン科の３学科を設置している。うち、生活デザイン科では２年次から「服飾コース」「染織・インテリアコース」を選択。染織や被服を製作している。

　マスクは、同校の生活デザイン科家庭クラブの顧問の家庭科教員６人が作製。素材は生徒が実習で製作した藍染や被服の端切れを活用した。

　家庭クラブでは、「江高喫茶」として手づくりの菓子とコーヒーを持参。年に４回、町内の福祉施設・友愛ナーシングホームを訪問した。

　また、インターンシップなどでも同施設との交流を重ねている。日ごろの感謝を込め、約６０枚のマスクを同施設に寄贈した。

　教員の一人は「何かできることはないかと思い製作した。生徒が登校できず、材料もなかなか入手できない中で、６０枚ほどと少ない枚数だが、少しでも役立てていただければ幸い」と話していた。

(コロナウイルス関連 2020-05-08付)