札幌市立高・特校長会　進路探究セミナー中止　生徒の作文まとめ提供へ

（コロナウイルス関連 2020-05-08付）

　札幌市立高校・特別支援学校長会（鈴木恵一会長）は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、毎年５月に開催している進路探究セミナーを中止した。将来の生き方や進路について考えることをねらいに実施しているもの。今後は、参加予定だった生徒が作成した夢や目標に関する作文を取りまとめ、各校に提供する予定。各校で活用するなど、進路探究学習の充実に役立ててもらう。

　セミナーは、将来の生き方や進路について考える進路探究学習の一環として実施しているもの。

　前年度は、全市立高校の１年生と市立札幌開成中等教育学校４年生合わせて２２７８人が参加。中屋敷左官工業㈱の中屋敷剛代表取締役による「学校では聞くことのできない、失敗しない進路の見つけ方」と題した講演のほか、「私の夢・生き方の理想」をテーマとした代表生徒によるパネルディスカッションを通して、これからの高校生活や進路について考えを深めた。

　パネルディスカッションは、１年生が春休み中に作成した夢や目標に関する作文をもとに代表者を決定している。

　校長会では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、本年度のセミナーを中止することを決めた。

　今後、同会の進路探究推進委員会が、選抜した各校２人の夢や目標に関する作文を取りまとめる予定。各校に提供することで、進路探究学習の充実に役立ててもらう。

(コロナウイルス関連 2020-05-08付)