札幌市教委　教職員相談室の利用状況　仕事や健康など２０６件　電子メール相談が大幅増

（市町村 2020-05-15付）

令和元年度札幌市教職員相談室の利用状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、令和元年度教職員相談室利用状況をまとめた。相談件数は、前年度比６４件増の２０６件。相談内容では、「仕事」が８６件と前年度よりも１２件、「健康」が４９件と前年度よりも１５件、「セクハラ」が３５件と前年度より１４件それぞれ増加した。市教委では、電子メールによる相談が平成３０年度よりも大きく増加していることにふれ、相談室について「一人で抱え込まず、積極的に活用してほしい」と呼びかけている。

　市教委は、昭和５０年に教職員の日常生活や職場内の悩みについて話し合い、問題解決に協力するための教職員相談室を設置。保健師と教職経験者の２人が月曜日から金曜日まで常駐し相談を受け付けている。

　平成２４年度から市内１０ヵ所の精神科医療機関との連携体制を強化し、相談者に医療機関の紹介も行っている。

　令和元年度の相談人数（実人数）は前年度比１３人増の７９人で、内訳は男性２４人、女性５５人。相談者は「本人」が７１人と全体の８９・９％を占めた。

　相談件数は前年度比６４件増の２０６件で、相談内容は「仕事」８６件、「健康」４９件、「セクハラ」３５件、「生活全般」４件、その他３２件。「仕事」は前年度から１２件、「健康」は１５件、「セクハラ」は１４件とそれぞれ増加した。

　教職員相談室は、平日午前１０時から午後５時まで受け付けている。

　電話・ＦＡＸは０１１（２７１）１１８５で、住所は札幌市中央区北２条西２丁目ＳＴＶ北２条ビル３階となっている。

(市町村 2020-05-15付)