日高管内７町小・中の分散登校　２５日以降は午後も授業　登校日　多くが週２、３回

（コロナウイルス関連 2020-05-22付）

　【浦河発】日高管内７町の公立小・中学校における分散登校の方針がまとまった。５月上旬から中旬に分散登校を開始し、週に２、３回程度登校日を設定している自治体が多い。また、新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、登校日を先送りにする自治体もあった。２５日以降は、午後も授業を実施することを検討している学校があるなど、学校再開に向けた準備が進んでいる。

　日高町では、１８日から分散登校を開始。登校日は、小学校１、６学年と中学校３学年は週３回、それ以外の学年で週２回を設定している。登校した日は給食の提供も行っている。

　平取町では、７、８日に全校で午前授業を実施。給食も提供した。１４日にも登校して２時間程度の授業を実施。１９日、２１日も授業を行ったほか、２５日、２８日、２９日も授業を行い、給食も提供する。

　新冠町では、１８日から予定していた分散登校を隣接する新ひだか町で新型コロナウイルスの感染者が発生したことを受け、２５日から２８日の４日間に変更。児童生徒の登校回数は計２回とし、それぞれ給食の提供を行う。

　浦河町では、８日に登校日を設け、資料等を配布した。１８日から分散登校を再開し、２週間で児童生徒が週に１・２回登校するよう登校日を設定。密集した登校とならないよう、クラスや学年別に登校させるなど学校によって様々な方法で実施中。登校日はすべて給食を提供している。

　様似町では、分散登校を７日から開始。小学校１、６年生、中学校３年生を中心に児童生徒が週に１、２回程度登校できるよう登校日を設定し、授業を行っている。今後は、国や道の動向を踏まえ、通常授業の再開に向けた準備を進めている。

　えりも町では、１１日から分散登校を開始。小学校は奇数学年と偶数学年に、中学校は各学年ごとに登校した。１８日からは、児童生徒が２週間で１人４回程度登校するよう登校日を設定。給食の提供も行っている。

　新ひだか町では、７日から分散登校を開始。町内で新型コロナウイルスが発生したことを受け、予定していた１８日、１９日の実施を取りやめ、２０日から再開した。分散方法は、地域別や学年別など分散させるなど各学校によって異なる。また、２５日以降は、午後も授業を実施できるよう検討している学校もある。

(コロナウイルス関連 2020-05-22付)