地元の歴史しっかり学んで 『炭鉄港』 協議会が副読本 8市4町の小学校等に配布
(関係団体 2020-05-22付)

炭鉄港副読本
フルカラーのイラストや写真を交え、分かりやすく説明している 

 【岩見沢発】日本遺産・炭鉄港の認定自治体などでつくる炭鉄港推進協議会は、空知社会科教育研究会などの協力を得て、小学生向け副読本『おしえて!炭鉄港』(A4判、36ページ)を作成した。令和元年度日本遺産として認定された空知の炭鉱、室蘭の製鉄所、小樽の港の歴史や文化を紹介。制作に携わった美唄市立美唄中学校の鹿糠昌弘教諭は「地元のことや過去のことをしっかりと学んでほしい」と話している。

 文化庁は、地域の歴史的魅力や特色を通じてわが国の文化・伝統を語るストーリーを日本遺産に認定。ストーリーを語る上で欠かせない魅力あふれる有形・無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外へ戦略的に発信していくことによって地域の活性化を図っている。元年度、本道から「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命“炭鉄港”」が認定された。

 副読本は、小学生向けに作成。フルカラーのイラストを掲載し、文字の大きさなども工夫した。児童たちが理解しやすいよう分かりやすい表現を用いた。

 ①空知の炭鉱②室蘭の製鉄所③小樽の港―の3点を説明。

 ①では、石炭が必要とされた理由について、明治時代に蒸気機関車を動かす燃料として石炭が注目されたこと、家庭では暖房や調理にも利用され、昭和半ばまで生活に欠かせない燃料だったことを紹介。炭鉱の様子をイラストで伝えている。

 ②では、鉄の製造方法などを紹介。砂鉄や鉄鉱石から精製することや、日本古来のたたら製鉄を説明している。体験したい鉄の授業として、たたら製鉄を現代に伝える室蘭登別たたらの会による小学校の課外授業を掲載。

 ③では、江戸時代、ニシン漁で栄え、明治に空知の石炭などを積み出す港として発展した小樽の歴史を解説。小樽から運ばれた石炭が全国各地で近代化に使われ、蒸気機関車や機械を動かす重要なエネルギーとして日本の発展を支えたことを紹介している。

 副読本は約1万5千部作成し、岩見沢、室蘭、小樽など、構成文化財がある8市4町の小学校のほか、依頼のあった札幌市の小学校などにも配布した。

 美唄中の鹿糠教諭は、本年度空知管内教育推進の重点の具体的な項目に炭鉄港の学習などふるさと教育の推進が示されたことにふれ、「地元のことや過去のことをしっかりと学んでほしい」と、副読本の活用を期待している。

(関係団体 2020-05-22付)

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