道特協２年事業計画等決まる　大会中止　実践は誌上で　役員改選　三戸会長を再任

（関係団体 2020-05-27付）

　道特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会（＝道特協）の令和２年役員および事業計画などが決定した。役員改選では三戸奉幸会長を再任。また、全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会第５７回全国研究協議会北海道大会および道特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会第４５回経営研究会函館大会は中止し、研究実践などは誌上発表とする見通し。１１月初旬の発行を目指して作業を進める。

　本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、総会および研修会を中止。書面での決議とした。

　通級による指導が全国的に定着してきていることなどから、全国特別支援学級設置学校長協会（＝全特協）が全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会へ名称を変更したことを踏まえ、同会も従来の道特別支援学級設置学校長協会から道特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会へ名称を変更した。

　本年度の活動テーマは「共生社会の形成に向けて、一人一人の教育的ニーズに応え豊かに生きる力を育む特別支援教育の推進と充実」。これまでの研究成果をもとに本道の特別支援教育の現状を正しく把握し、共生社会の形成に向けた国の特別支援教育に関する動向やインクルーシブ教育システムの構築のための基礎的環境整備、合理的配慮の在り方を正しく理解する。

　また、特別支援教育を明確に学校経営方針に位置づけ、リーダーシップを発揮しながら特別支援教育を充実させていくとしている。

　研究の重点に、①特別支援教育の充実・発展を図る学校経営の充実に努める②職能の向上のための研鑽を深める③会員相互の連携や５ブロック２５地区の活動の充実・発展に努める④関係諸機関・関係諸団体との連携に図る⑤第５７回全国研究協議会北海道大会の準備－など５点を提示した。

　役員改選では、三戸会長を再任。猪股嘉洋理事長も再任された。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝三戸奉幸（札幌市新川中央小）

▽副会長＝白川典洋（札幌市米里小）、熊谷誠二（札幌市前田北中・新）、池田哲也（札幌市ひばりが丘小）、鈴木喜代志（小樽市桂岡小・新）、佐藤浩徳（旭川市旭川第三小・新）、三浦務（函館市神山小）、髙橋慎治（苫小牧市北光小・新）、麻生克彦（釧路市鶴野小・新）

▽幹事＝小松田靖（札幌市北陽中）、奥野晃弘（札幌市新川小・新）、赤沼宏樹（恵庭市若草小・新）

▽理事長＝猪股嘉洋（札幌市新陵小）

▽副理事長＝佐藤正行（札幌市西岡南小）

(関係団体 2020-05-27付)