道中体連2年度活動方針 新型コロナの状況考慮 4市1町で冬季大会 夏季大会は中止
(関係団体 2020-05-27付)

 道中学校体育連盟(中山明彦会長)は、令和2年度活動方針、役員等を決定した。活動の重点として「将来展望を見据えた諸活動の推進」など6点を設定。事業計画では、道内の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ道中学校体育大会夏季大会を中止し、冬季大会は4市1町で開催することを決定した。また、新会長に札幌市立月寒中学校の中山明彦校長を選任した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため総会を中止し、書面にて決議した。

 生徒数減少による部活動の維持、複数校合同チームの取扱いなど本道における課題を踏まえ、運営方針に「教職員数の減少や競技団体の高齢化、地域の疲弊から開催困難地域が増加する中、開催地から歓迎される大会運営を目指し、山積する諸問題の解決に努力する」ことを掲げた。

 道内の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、夏季大会を中止し、冬季大会は4市1町で開催することを決定。「情勢を注視しつつ、何よりも子どもたちの生命の安全を第一に考え、関係諸機関、諸団体と情報を共有しながら、適切な対応に努めていく」こととした。

 活動の重点は「将来展望を見据えた諸活動の推進」など6点を設定。持続可能な運動部活動の在り方の検討などを盛り込んだ。事業計画では、冬季大会を4市1町で12月18日から来年1月16日に開催することとした。

 2年度活動の重点、事業計画概要、役員はつぎのとおり。=敬称略=

【活動の重点】

▼将来展望を見据えた諸活動の推進

▽持続可能な運動部活動の在り方の検討

▽学校教育活動の一環としての部活動の推進

▽組織の充実および強化

▽情報の収集と交流の強化

▽財政基盤の確立

・行政ならびに関係諸機関への助成要請活動

・生徒減、補助金減対策に向けた全道大会経費ならびに諸制度の見直し

・各地区中体連に大会役員、審判員等に対する傷害保険加入の働きかけ

▽各地区活動の充実

・地区内諸会議の定例化による事業および運営上の共通理解の深化

・地区や学校規模による参加意欲差解消への工夫

▽組織としての積極的な提言

・地域合同引率の制度化

・協賛企業の拡大

・指導者の暴力・体罰・セクハラ等の撲滅に向けた提言

▽競技力向上対策の推進

・指導者間の意見交流による指導力向上の機会確保

▽道中体連事務局の在り方についての検討

▼全道大会の推進

▽全道大会の開催(冬季3競技種目)

▽大会運営の簡素化

・開催地の実情理解と協力

▽大会開催地の計画化

・6年度までの開催地決定

▽全道大会運営にかかわる諸課題の検討

・外部指導者の全道大会参加へのかかわり方

・外部指導者、保護者のモラル・マナーの向上

・複数校合同チーム編成規定の検討

・危機管理マニュアルの作成

▽全道中学校駅伝大会の主催団体としての協力

▼研究活動の推進

▽各地区研究体制の確立

▽全国研究大会への参加、発表(開催ブロック)

▽中体実技等『北海道版』の編集

▽記録集『闘志と栄光の軌跡』の編集および発行

▼全国中学校体育大会への参加

▽駅伝大会、冬季大会(3競技種目)への参加

・冬季はスキー大会が長野県野沢温泉村、スケート大会が長野県長野市、アイスホッケー大会が青森県八戸市で開催

・駅伝大会は滋賀県野洲市・湖南市・竜王町で開催

▼関係機関との連携

▽校長会・PTA等各関係機関との連携強化

▽各加盟競技団体との協力体制の強化

▽各報道機関との連携

▼4年度全国中学校体育大会北海道・東北ブロック大会準備委員会の開催

【2年度事業計画】(新型コロナウイルス感染症の今後の状況によっては、変更する可能性がある)

▼道中学校体育大会の開催

▽4市1町において、2年12月18日から3年1月16日に冬季大会を開催

▼記録集の発行

▽記録集『闘志と栄光の軌跡』の編集を3年2月末までに終え、3月中旬に発行

▼中体実技等『北海道版』の編集

▽調査研究専門委員会を中心にして、北海道版『中学校体育実技』『保健体育の学習』の編集

▼道中体連表彰の実施

▽全道、全国大会での成績優秀選手の表彰

▽本連盟に対し貢献した人々の表彰

▼全国研究大会への参加

▽秋田県秋田市で11月19~20日に開催される第37回日本中学校体育連盟研究大会への参加

▽調査、研究委員会の充実

▼全国中学校体育大会への参加

▽3年1月30日~2月2日に長野県長野市(スケート)で、2月2~5日に長野県野沢温泉村(スキー)で、2月4~7日に青森県八戸市(アイスホッケー)で開催される冬季大会への代表選手の参加

▼全国中学校駅伝大会への参加

▽滋賀県野洲市・湖南市・竜王町で12月19~20日に開催される駅伝大会への本道代表選手の参加

▼4年度全国中学校体育大会北海道・東北ブロック大会準備委員会の開催

新会長に中山校長選任

【2年度役員】

▽会長=中山明彦(札幌市月寒中校長・新)

▽副会長=中山勝喜(札幌市八条中校長)、古川広光(千歳市富丘中校長・新)、菅藤真由美(旭川市旭川中央中校長・新)、岩井祐巳(鹿部町鹿部中校長・新)、鈴木恭朗(登別市鷲別中校長・新)、上田和聡(帯広市翔陽中校長)、和田正教(札幌市北栄中校長)

▽会計監査=牧内奈保巳(札幌市手稲東中校長)、中村伸次(当別町当別中校長)

▽常任理事=高橋利幸(札幌市中島中校長)、岡崎利美(小樽市桜町中校長)、大井学(留萌市港南中校長)、和田浩(稚内市南中校長・新)、池田公貴(函館市日新中校長・新)、杉原賢(岩見沢市明成中校長・新)、平野秀一(浦河町浦河第一中校長)、伊藤晃一(釧路市共栄中校長)、相澤要(別海町別海中央中校長)、緒方隆人(北見市北中校長・新)、塚本慈彦(札幌市札幌八条中教諭)

▽事務局長=木村由久(札幌市月寒中教諭)

(関係団体 2020-05-27付)

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