札幌市立中学校の部活動指導員等　１日現在で７０人に　単独引率可　大幅増４５人

（市町村 2020-06-12付）

　札幌市教委は、本年度の市立中学校における部活動の部活動指導員・特別外部指導者数をまとめた。１日現在で昨年同時期に比べ７人増の７０人。顧問として単独で中体連での生徒の引率が可能な部活動指導員（前年度の外部顧問）が９人から４５人と大幅に増えた。

　市教委は、部活動の休止や廃止を防ぐことを目的に、外部顧問制度を平成２４年度から開始。教員が不在でも生徒に指導するほか、生徒を大会に引率することも可能となった。

　２８年度からは特別外部指導者活用事業を実施。特別外部指導者は、大会の引率はできないものの、顧問教諭不在時における練習試合への引率のほか、部員の指導ができる。

　本年度は教職員の負担軽減のほか、部活動振興に向けて顧問として単独で中体連での生徒の引率が可能な部活動指導員を拡充。任用要件を教職経験者に限定せず、文化部活動も対象としたため、前年度の９人から４５人に増えた。

　また、特別外部指導者は２５人となった。

(市町村 2020-06-12付)